エクレシア
――欧州に集められた
神の家族を訪ねて 第9回 40年にわたる恵みの歴史を持つロンドンJCF

内村伸之
ミラノ賛美教会牧師

ロンドンJCF (Japanese Christian Fellowship)は、1973年に盛永進牧師がイスラエルからの帰途、ロンドンに立ち寄り、宣教師からの依頼を受け、日本語で家庭集会を始めた教会です。
その後、ロンドンへ留学に来た人々、駐在員として派遣された人々、日本人と国際結婚をした人々などが、この教会での宣教を通して信仰を持ち、キリストの体として成長を遂げてきました。
今もロンドンの中心部のBloomsbury Central Baptist Churchで礼拝をささげています。私が去る6月22日に礼拝のメッセージを取り次がせていただいたときには、50名を超える人々が集っていて、若い人々の姿が多いことが印象的でした。
また、その前日には、ロンドンJCFに集い信仰を育まれたあるカップルの結婚式の司式をさせていただきました。教会メンバーの手作りで愛にあふれた素晴らしい式と披露宴でした。
結婚前から、教会のメンバーが、バイブルスタディや交わりを通して、結婚前のカウンセリングをしている様子や、青年たちが奉仕を積極的に担っている姿に、司式者の私も励ましを受けました。
欧州の日本語教会において、唯一JCFハウスと呼ばれる牧師館を持っている教会でもあります。1985年に購入され、宣教の拠点としての役割を果たしてきました。
しかし、現在このロンドンJCFには牧師がいません。約4万の日本人が暮らすロンドン、そのすべての人が、母国語で福音を受け取り、イエス・キリストを主であると告白することができますようお祈りいただければ幸いです。
「(イエスは)そのとき、弟子たちに言われた。『収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。』」(マタイ9・37―38)
*ロンドンJCFのホームページ「ロンドンJCFへようこそ!」
 http://londonjcf.cocolog-nifty.com/