ブック・レビュー 40分の聖研シリーズ

高木 輝夫
単立 亀有キリスト福音教会 牧師

「目からうろこが落ちる」聖書研究のテキスト

 聖書を聖書で解釈する学びとして最適のバイブル・スタディのテキストです。旧約聖書の出来事がいかに新約にかかわりをもっているか、適切に、ていねいに、そしてだれにでもよくわかり、本当に「目からうろこが落ちる」気分で、学びをすることができます。

 このテキストの特徴は、個々の聖書箇所をたどっていくことで、聖書全体の教えを知ることができることです。

 また、すばらしいことは自分で聖書の真理が発見できることです。今まで、牧師のお話を聞き、いつも受動的なクリスチャン生活の学びの中で、真理を発見し、みことばに生きることのできる喜びを再発見できることは感謝なことだと思います。

 『真の礼拝者として生きる』では、出エジプト記とヘブル人への手紙から、多くのことを学ぶことができます。昔も今も変わらず、宇宙を創造された創造主は、私たちと語ってくださいます。では、その創造主を私たちは自由に、そして自分勝手に礼拝していいのでしょうか。

 本書では、主がモーセにつくれと命じられた幕屋の一つひとつの要素を取り上げ、そこに現代に生きる私たちの礼拝にとってどのような意味があるのかを明らかにしてくれます。

 『神と本当の関係をもつ』は、聖書の基本的な学びができます。代表的な聖句をひとつずつ取り上げ、罪や救い、復活などを学んでいきます。特に求道者の方々との学びに適切です。ヨハネの手紙I、ローマ人への手紙、ガラテヤ人への手紙、旧約聖書からはイザヤ書を通し、神が人と持ちたいと願っている関係について理解し、体験できる学びです。

 ぜひ、ご自分でこの学びを通し、聖書を再発見してください。この学びは一回が四十分で学ぶことができるようにアレンジされています。主が大いにこの学びを用いてくださいますように。