破壊的カルトから身を守るために 表1

パスカル・ズィヴィー
マインド・コントロール研究所所長

表1
破壊的カルトが使う
マインド・コントロールの特徴

●批判を受けつけない ─疑問が生じることを許さず、質問をすることに罪責感を植えつける。
●身体のコントロールをする ─共同生活により、食事制限や労働時間の長時間化。
●環境コントロール ─友人、家族、学校、会社の連絡を絶つ。
●アイデンティティーの破壊 ─自分の欲望や主張は「悪」ととらえアイデンティティを制御する。
●情報コントロールをする ─マスコミは誤報を流し、宗教弾圧しているなどと批判的なものから目を遠ざける。
●グループへの依存心を高め、脱会の恐怖感を植えつける。
●おだてと罰を使う ─グループに従えば誉め、優しくするが、逆らうと罰を与えて、苦しめる。
●行動と自由時間をコントロール ─ゆっくりものを考えたり、くつろいだりすることを許さない。
●愛情と性のコントロール ─いつ、誰を愛するかまでもグループの命令なしにはできなくなる。
時には性的なことまでコントロールする。
●使用言語の操作をする ─そのグループのメンバーにしか分からない言葉(隠語や違う意味を持った言葉)を使わせる。
グループの一員である自覚を高め、外部者と違いを認識させる。
●操作のテクニック ─「瞑想する」、「賛美歌などを歌う」、「視覚に訴える」、「共同で運動やパフォーマンスを行う」、「祈る」などを何時間させることにより完全に感化させる。
自分に対して、強い罪の意識を持たせ、人々との罪の意識を操作しながら破壊的カルトとリ-ダ-のために働かせる。