自分にぴったりのディボーション書を見つけよう! ■イエス・キリストが直接語りかけてくれるディボーション

大山真理
フリーライター

アメリカでは「ウォール・ストリート・ジャーナル」「パブリッシャーズ・ウィークリー」「USAトゥデイ」などでも紹介され、「ECPA(福音派クリスチャン出版社協会)」からベストセラーにも選ばれた『わたしは決してあなたをひとりにしない』。
同書の子ども版のディボーションやジャーナルなども出版され、すでにeBookやアプリ、CDにもなっている。また、十八の言語に翻訳され、世界で五百万部以上出版されているほどの人気だ。同書を出版した「トーマス・ネルソン」の社長、マーク・ショーエンワルド氏も、「目で見てわかるこれだけの実績があると、語られることばがとても力強くて、人々の人生を変えるほどのものだということがわかるでしょう」と話すほど。

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著者のサラ・ヤングさんは、大学で哲学や心理学を専攻し、現在は宣教師として、夫とともにオーストラリアで教会開拓を行い、日本人伝道やカウンセリングを行っている。八年半、日本で宣教活動していたこともある。
ヤングさんがこの本を書くに至ったのは、長年、祈りの日記をつけている中で、実際に神さまが自分に語っていることを聞こうと決意したこと。聖書のことばを通して、神さまが今まさに自分に語っている、と彼女が信じたことを書き留めたのが、この書だ。
「私はあなたのことを、とてもいとおしいと思っているよ」「問題の渦中にいる時は、問題に目を向けるのではなく、私に目を向けてごらん。私が助けてあげるから」「あなたが何かをしたからではなく、あなたがあなたであることで、私はあなたを愛しているよ」このように最初から最後まで、神さまやイエス・キリスト、聖霊がまるで直接、私たちに語りかけてくれているような口調でつづられている。
聖霊を通してヤングさんが心の内側で実際に聞いたことばであるがゆえに、神さまから来ているものだと心の奥で理解でき、私たちの心の奥底まで届いていく。このため、琴線に触れることばに涙したり、励ましのことばで元気づけられたり、クリスチャンである私たちに与えられている神様からの約束を再確認できたり。また、世間や社会が“これが当たり前だ”と語り、私たちが信じ込んできた偽りに気づいたり、私たちにはとてつもなくすばらしい価値があり、美しい存在であることなど、神さまが見ている自分自身の真実に、より深く気づかされたりする。
日付けがふられてはいるが、時に、聖霊に導かれるままに同書を開くとき、まさにその時の自分の状況に対して、神さまが語りたかったことばが与えられることもあるだろう。
知識としてだけでなく、心でも感じ取れるとてもよい本なので、翻訳された本があれば、多くの人たちがいつでも手にとって、必要な励ましが受けられるのではないかと思っていた。聖書をひも解く解説書などは多く出版されているが、本書は、心の病んでいる人々が多い現代に、最も必要とされる励ましのことばややさしい語りかけが詰まった、まさに“旬の”一冊だ。

本書を薦めてくれた
   ゲイル・ミラーさんから

『Jesus Calling』(原題)は、聖霊によって示されたことばを集めた本です。聖霊は毎日、私たち一人ひとりの心に語りかけてくれます。いつ読んでも、私たちがいま抱えている必要や困難に示唆を与えてくれるので、自分のために書かれていると感じます。本書は、ディボーションのための、油そそがれた手引き書です。

『わたしは決して
あなたをひとりにしない』
サラ・ヤング 著
佐藤知津子 訳 
四六判 384頁 1,890円