CD Review ◆ CD評 福音の力強さと偉大さ
……そして聖霊の感動

CD ジーザス・ストーリーⅡ 降誕・十字架・復活・昇天・再臨
松浦嘉信
福岡ジョイ・ホープチャペル牧師

ジーザス・ストーリー。私とこの素晴らしい企画との出会いは二〇一三年九月、東京で行われた宣教イベント「Celebration Of Love」においてであった。このイベントは、聖書朗読、映像、そして音楽。この三つを各分野の専門家が見事に融合させ「聖書の世界」を体感させるものであった。そして、それはそこに居合わせたものだけが味わうことのできた感動のひと時であった。
このジーザス・ストーリーの感動を福岡でも是非再現してほしい。その願いは二〇一四年三月十六日、福岡国際センターで開催された“希望の祭典in Fukuoka”で実現することとなった。大会当日すべての来会者はこのジーザス・ストーリーの世界に引き込まれ「聖書の世界」を体感することとなった。
更に福岡においては、これまでキリストの復活で終わっていたジーザス・ストーリー第一弾に、キリストの再臨が追加され、最後にステージを飾ったすべての参加アーティスト(Samuelle、サルーキ=、Migiwa、森祐理、国分友里恵、岩本正樹)各氏が声を一つに「エリヤの日」を歌った。それは言葉にできないほど素晴らしいものであった。そしてこの度その感動が「ジーザス・ストーリーⅡ」としてCD化された。
早速、ワクワクしながら聴いてみた。すると優しいピアノの音から始まり、須貝まい子さんの淡々と読み進められる聖書朗読が続く。その朗読を聞いているうちに不思議と情景が目に浮かんできた。国分友里恵さんのたましいの深いところに染み渡る賛美の歌声。聴き進めるにつれ、どんどん「聖書の世界」に引き込まれていく。更に岩本正樹氏による音の世界は、聴いている私の心をキリストの福音の力強さと偉大さへと導いていった。
気がつくと、あの日の感動が再びよみがえり、聖霊の感動で目頭が熱くなっていた。「ジーザス・ストーリーⅡ」には福音の素晴らしさが凝縮されている。この感動を是非あなたにも伝えたい。これが今の私の素直な気持ちである。

<収録曲> 1.オープニング 2.イエスの誕生~クリスマス(朗読) 3.アヴェ・マリアー恵まれた人マリアー 4.イエスの十字架(朗読) 5.きみもそこにいたのか 6.イエスの復活(朗読) 7.復活 8.イエスの昇天(朗読) 9.光のエルサレム 10.イエスの再臨(朗読) 11.エリヤの時(Samuelle・サルーキ=・Migiwa・森 祐理・国分友里恵)