NEWS VIEWS FACES フリーペーパー時代
Gospel TV 倶楽部 20万部配布のビジョン!

礒川道夫
ライフ・エンターテイメント チーフプロデューサー

 毎週木曜日になると、各配布場所に雑誌が積まれ、あっという間に、通行人がその雑誌を取っていき、翌日には手にすることことができない。団塊のジュニア世代をターゲットに、スポーツ、政治、経済等を立ち読み感覚で読める雑誌「R25」である。しかも雑誌代は0円と表示されている。つまり「無料」だ。これがいわゆるフリーペーパーといわれて、今一大文化になっている。フリーペーパーの種類はものすごい。音楽、美容、クーポン、タウン誌など、ものすごい種類の数が発行されている(参考www.freepapernavi.jp)。

 情報をユーザーに伝える手段として、インターネットのホームページや、ブログ、メールニュースも確かに有効ではあるが、通勤電車の中で読めて、そして気楽に捨てることが出来るフリーペーパーは、現代人に情報を伝える方法としては、非常に効果がある。

 ところが、残念ながらキリスト教、ゴスペルに関するフリーペーパーはない。トラクトや有料新聞や雑誌はある。もちろん教会や教団が出している印刷物も無料ならフリーペーパーだが、ページ数、内容などからすると世が要求しているフリーペーパーとはちょっと違うようだ。

 なんとか、格好良く、置いておけば誰かに手に取ってもらえるようなゴスペル界のフリーペーパーができないかと、「Gospel TV 倶楽部」という新聞型のフリーペーパーを5回ほど2004年から世に出して来た。音楽、映像ニュースを中心に出しているので、セキュラーの業界人からも評価を得ている。ようやく今度の2007年早春号でVol.6になり、印刷数、配布数とも5万部を超えるようになって来た。これを契機に、判型をA4判の雑誌型にして「ゴスペル界の情報マガジン」として発行する。今回の内容は黙示録に注目、「レフト・ビハンド」のDVDやイエス伝のDVDを一挙紹介。また再来日するブルックリン・タバナクル・クワイアなどを取り上げている。

 フリーペーパーを成功させるには、定期的に配布してくれる(置いてくれる)教会、団体、お店があること、また広告スポンサーが与えられることである。5万部を発行し、テーマ、ターゲットを絞ったフリーペーパーは、広告価値も十分ある。さらに「YouTube」等の動画視聴時代。「Gospel TV 倶楽部」は「Gospel TV」というネット番組ともリンクしている。

 20万部発行して、日本全国で読めるよう、ぜひ応援してほしい。