What’s New 東日本大震災チャリティーイベント「フラ・グレイスフェスタ2011」レポート
&復興支援CD「大丈夫 ひとりじゃないよ」緊急発売

礒川道夫
ライフ・クリエイション ディレクター

  映画「フラガール」で有名になったいわき市の温泉レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」が、45年ぶりにフラガールたちの全国巡業を復活させ、震災被害と原発事故の「風評被害」に苦しんでいるふるさとのため、笑顔で復興への願いを発信する、という新聞記事を読んだ。
フラはハワイの暖かさを運び、観ている人を励ます。賛美フラは、神を賛美するフラなので、多くの皆様を勇気づけるだろう。
4月9日になかのZERO小ホールで行われた「フラ・グレイスフェスタ2011 in Tokyo」は、当初は日本で高まっている賛美フラの祭典をしようという目的だったが、大震災のためのチャリティーとして行うこととなった。単なる各団体の発表会にならないように、中野めいこ先生が台本を書いてくださった。賛美フラがなぜ教会に取り入れられていったのかというストーリーに沿って場面が展開していき、賛美フラに貢献したフィリピン系アメリカ人のデビ・ルツコウスキーさんの証しも紹介された。
ホラ貝の響きから始まったステージに、「賛美フラの祈り」のチャントが響きわたり、いよいよスタートした。古典フラのカヒコがあり、また「Power of Your Love」のようなワーシップにあわせた現代フラもあり、観ている人を飽きさせない。衣装も多彩で素晴らしく、本当に踊っている女性たちの笑顔が美しい。賛美フラの素晴らしいところは、若い人に限らず参加できること、誰がうまく踊っているかではないこと。美しさがキリストの花嫁の姿、永遠の喜びを表しているのである。
中野雄一郎先生の力強いメッセージもあり、最後は「God Bless You」を会衆が歌い、出演者全員で踊った。締めくくりは、「アローハ」。ハワイのあいさつが会場をこだました。暖かい風、ハワイの風、聖霊の風が吹いた4時間だった。

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YouTubeでは、国内外のアーティストが希望の歌を投稿しているのを観ることができる。クリスチャンアーティストの曲にも元気が出る曲がたくさんある。そこで、東日本大震災復興支援CD「大丈夫 ひとりじゃないよ」というアルバムを緊急発売する。「大丈夫」とは、3人が集まっているから安心を感じさせる言葉だそうで、その真ん中にイエス・キリストがいてくださる。
きみは愛されるため生まれた(松本優香)、そのままの君(KISHIKO with MARIKO)、一人の小さな手(本田路津子)、ありのままの私を愛して(オリーブ)、いちわのすずめに(レーナ・マリア)、野に咲く花のように(森 祐理)、Believe in Love(サムエル)。何度聴いても励まされる曲を選んだ。1枚につき500円が寄付される。

CD「大丈夫 ひとりじゃないよ」
全7曲 1,890円 (48639)