J-ばいぶるSEPTUAGINTA
オンライン追加マニュアル-「旧約続編の研究」機能
「旧約続編の研究」-新共同訳聖書の『旧約続編』とLXX(A.Rahlfs,1935.DBS)
- 旧約続編には、以下の表の1〜15の書が翻訳され収録されています。
- 14番の「エズラ記(ラテン語)」は、ラテン語ですので、LXXには収録されていません。
- 参考文献:『新共同訳・旧約聖書注解V・続編注解』,日本基督教団出版局,1993.(189頁から)
- 特殊な書章節について(アザ、スザ、ベル、マナ) 解説 (「θ」ボタン)
- エステル記(ギリシア語) 解説(Ralhfs版とSwete版)
- シラ書の序言 解説
- LXX・外典・偽典の英語訳 解説
- LXXコンコルダンスの回数について 解説
順 |
書名 |
略号 |
英略号 |
LXX |
カ |
研 |
ル |
東 |
1 |
トビト記 |
トビ |
TOB |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
2 |
ユデイト記 |
ユディ |
JDT |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
3 |
エステル記(ギリシア語) |
エス・ギ |
ESG |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
4 |
マカバイ記一 |
一マカ |
1MA |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
5 |
マカバイ記二 |
二マカ |
2MA |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
6 |
知恵の書 |
知 |
WIS |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
7 |
シラ書〔集会の書〕 |
シラ |
SIR |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
8 |
バルク書 |
バル |
BAR |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
9 |
エレミヤの手紙 |
エレ・手 |
EPJ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
10 |
アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌 |
アザ |
PRA |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
11 |
スザンナ |
スザ |
SUS |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
12 |
ベルと竜 |
ベル |
BEL |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
13 |
エズラ記(ギリシア語) |
エズ・ギ |
1ES |
○ |
△ |
○ |
× |
× |
14 |
エズラ記(ラテン語)ラ記(ラテン語) |
エズ・ラ |
4ES |
× |
△ |
△ |
× |
× |
15 |
マナセの祈り |
マナ |
PRM |
○ |
△ |
○ |
○ |
× |
16 |
|
Vマカ |
3MA |
○ |
× |
△ |
× |
× |
17 |
|
Wマカ |
4MA |
○ |
× |
△ |
× |
× |
順:新共同訳旧約続編の順(1-15)
略号:新共同訳旧約続編
書名:新共同訳旧約続編
英略号:BibleWorks for Windows User's Guide
○:収録
×:非収録
カ:カトリック(○=第2正典、△=ウルガタに補遺として収録、×=ウルガタに非収録)
研:日本聖書学研究所(○=外典、△=偽典)
ル:ルーテル訳聖書の外典
東:東方正教会の正典(×非収録)
参考:『旧約新約聖書大事典』,教文館,1989.(277頁)
|
|
BibleWorks for Windows User's Guide
Version 3.5
1ES |
1 Esdras in the LXX - a paraphrase
of II Chr. 35-36; Ezra; Neh. 8; with an original story |
RSV,LXX,VUL,NRS |
ESG |
Greek Esther |
NRS |
JDT |
Judith |
RSV,LXX,VUL,NRS |
TOB |
Tobit |
RSV,LXX,VUL,NRS |
1MA |
1 Maccabees |
RSV,LXX,VUL,NRS |
2MA |
2 Maccabees |
RSV,LXX,VUL,NRS |
3MA |
3 Maccabees |
RSV,LXX,NRS |
4MA |
4 Maccabees |
RSV,LXX,NRS |
ODE |
Odes of Solomon - early second
century Greek hymns variously identified as Gnostic, Jewish and even
early Christian |
LXX |
WIS |
Wisdom of Solomon |
RSV,LXX,VUL,NRS |
SIR |
Wisdom of Sirach (also known
as Ecclesiasticus) |
RSV,LXX,VUL,NRS |
PSS |
Psalms of Solomon - 18 first
century B.C. Greek psalms relating to capture of Jerusalem by Romans |
LXX |
BAR |
Baruch |
RSV,LXX,VUL,NRS |
EPJ |
Epistle of Jeremiah ( = Chapter
6 of Baruch) |
RSV,LXX,NRS |
SUS |
Susanna: (an Addition to the
Book of Daniel) |
RSV,LXX,VUL,NRS |
BEL |
Bel and the Dragon (an Addition
to the Book of Daniel) |
RSV,LXX,NRS |
PRA |
Prayer of Azariah and the
Song of the Three Jews (an Addition to the Book of Daniel) |
RSV,NRS |
PRM |
Prayer of Manasseh - 2nd Century
B.C. - 1st Century A.D. prayer attributed to Manasseh, son of the
righteous Hezekiah, but the wickedest king in Judah (2Kgs 21:1-8;
2Ch 33:1-20). |
RSV,VUL,NRS |
PSX |
Psalm 151 - psalm originally
in Hebrew, perhaps as early as 3rd Century B.C. Included in BibleWorks
LXX as Psa 151 |
RSV,VUL,NRS |
JSA |
Joshua (A) |
LXX,LXM |
JDA |
Judges (A) |
LXX,LXM |
TBS |
Tobit (S) |
LXX,LXM |
SUT |
Susanna (TH) |
LXX,LXM |
DAT |
Daniel (TH) |
LXX,LXM |
BET |
Bel and the Dragon (TH) |
LXX,LXM |
LAO |
Epistle to the Laodiceans
- Vulgate - of unknown date, purportedly written by Paul, but clearly
a plagiarization of Phillippians and other Pauline letters - contained
only in the Latin Vulgate - no English translation available in BibleWorks |
VUL |
LXXコンコルダンスの回数について
続編の翻訳(スザンナ、ベルと竜、アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌)には、
上記の表のテオドシウス校訂のSUT、BET、DATが利用されます。
J-ばいぶるSEPTUAGINTAのLXXコンコルダンスは、LXX(A.Rahlfs,1935.DBS)に
掲載されている古いギリシア語テキスト(SUS、BEL、DAN)内の回数をカウントしています。
特殊な書章節について(アザ、スザ、ベル、マナ)
- 続編の「アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌」は、1-67節で翻訳されています。
- この1-67節は、LXX(A.Rahlfs,1935.DBS)では、Dan 3:24-90が、これにあたります。
- LXX(A.Rahlfs,1935.DBS)のダニエル書のテキストには、上記、BW3.5の表にある、DAT(テオドシウス校訂)も掲載されています
- 続編の「アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌」の翻訳本文は、DAT(テオドシウス校訂)です。
- 画面には、最初に、DANが表示されます。
- 画面から分かるように、LXXのテキスト(Dan 3章24節)には、「ハナンヤ」「アザリヤ」「ミシャエル」の名が記されています。
- 画面の「θ」ボタンをクリックすると、DAT(テオドシウス校訂)が表示されます。
- 翻訳では、文脈から「三人の若者」と訳出されていますが、LXXのDATでは、「パテオー」の3人称複数(彼ら)となつていることが分かります。
- 「θ」ボタンを、再度クリックすると、元のLxx-Danのテキストが表示されます。
- 「アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌」の他に、テオドシウス校訂のテキストが表示されるのは、「スザンナ」と「ベルと竜」です。
- 「θ」ボタンで、テオドシウス校訂のテキストを表示させることができます。
- 続編の「マナセの祈り」は、LXX(A.Rahlfs,1935.DBS)のODE 12:1−15のあたります。
- 以下の画面のように、Odeが表示されます。
エステル記(ギリシア語) 解説(Rahlfs版とSwete版)
シラ書の序言 解説
シラ書の冒頭には「序言」が付記されています。この部分をクリックすると、以下の画面が表示されます。LXXの表記は「SIR
Prolog」となります。
- この「序言」の箇所の「ことばの研究」「コンコルダンス」では、書の表示が「Sip」となります。
- 以下は、1:29の「パイデイア」の「コンコルダンス」を開き、「Sip 1:3」の「コンコルダンス情報画面」を表示させたものです。
- 「序言」の節のつけ方が、LXXと違うので、「序言 1:1-36」のすべてのテキストが、「旧約続編」に表示されます。
|
|