日頃より、皆さまから、いのちのことば社の宣教の働きにご理解とご協力、また、お祈りとご支援を賜っておりますことを心より感謝申し上げます。
さて、昨今、スマートフォン、タブレットPC、電子書籍リーダーなどの個人用電子端末の普及が加速度的に進み、それに歩調を合わせるように電子書籍の新たな動きがマスコミで大きく取り上げられています。日本における電子書籍元年とされた２０１０年以降、年々電子書籍市場は拡大し、コンテンツが充実してきています。電子書籍時代の到来は、15世紀のドイツのグーテンベルクによる活版印刷以来の革命ともいわれています。活版印刷機によって聖書の大量複製が可能になり、宣教に寄与したのと同様に、電子書籍は、今後の福音宣教にとって大きな可能性を期待させます。
いのちのことば社では、主から託された出版やメディアを用いた従来の宣教活動の枠をさらに広げ、デジタル時代の宣教に対応するため、聖書、書籍、ジャーナルの３つの電子出版の準備を進めてまいりました。そして、２０１４年より各分野における電子コンテンツを本格的に投入してまいりました。
まず、２０１０年に『聖書 新改訳』『リビングバイブル』のiOS対応アプリ、２０１２年にはアンドロイドOS対応のアプリを開発、販売を開始し、多くの方々に用いられ、好評をいただいております。また、電子書籍も2012年より配信を開始し、今後も続けて各ジャンルのラインアップを拡充していく予定です。
さらに、週刊発行のクリスチャン新聞の電子版も、２０１４年から正規版の配信を開始いたしました。これにより、今までの紙媒体による情報を補いながら、さらに質量ともに価値ある情報を皆さまの手元にお届けすることが可能となりました。
従来の紙による出版と新たな電子出版。この双方を皆さまに用いていただくことによって、みことばが広く宣べ伝えられていく働きの一端を担いたいと考えています。
ぜひ、今後の小社の取り組みに注目いただくとともに、続けてのお祈りとご協力をよろしくお願いいたします。
