手前に見えるのは立派な純日本家屋ですが、奥に見える教会堂と繋がっています。
その昔、キリシタン弾圧が迫り始めた頃、この日本家屋で熱心に礼拝が献げられ、火を灯すと十字架が浮かび上がる灯籠も置かれていました。時に弾圧が始まると堂内にある秘密の地下脱出道から近くの山へ逃げ隠れたそうです。
長崎から海を渡って京の都に接見を求めた当時の宣教師たちは、四国と本州の近いこの地区(現在の児島味野)にしばし停泊し、そこで宣教活動がなされ、その結果、味野村の大多数がキリシタンに改宗した歴史があったそうです。
歴史の重みを感じさせられる児島聖約キリスト教会の訪問でした。