やっぱり本が好き 読者と本との出会いの広場 『イエスに出会った僧侶』編

 「両親の救い」は、多くのクリスチャンにとって、いつも心から離れない心配事の一つです。4人の兄妹が、キリスト教書やトラクトを用いて、または直接、福音を語っても、なかなか信じてくれない……。「病床洗礼になるかもなぁ……」と、あきらめかけていた横浜に住む清山由紀さんに、突然の朗報が舞い込みました。

 クリスチャンではない人の手から手へと渡り、『イエスに出会った僧侶』(松岡広和著)が、島根に住む清山さんのご両親、野津久夫さん、喜美子さんのもとへ届きました。その書籍を読み、洗礼を受けたいと思うようになったというのです。

 清山さんからのお便りを紹介します。

 「父はキリスト教に、日本古来の宗教観をまったく否定して、ただキリストを信じろ! というような押しつけがましい部分を感じ、つまずいていたのだそうです。しかし、松岡先生が熱心な仏教探究の末、キリストの救いにたどりつかれた、というその過程と事実に深く共感し、心から『スゴイことだ!!』と感動し、目からうろこが落ちたようになって、洗礼を受けたいとの思いに至ったと熱く語っていました。

 つまり、松岡先生を通して神様の救いのすばらしさを、まるで自分のこととして先取り体験したのではないかと思います。先生の本のどの部分を読んでというのではなく、読むうちにだんだん救いの事実のスゴさを知っていったという感じのようです」

 野津さん夫婦は、昨年の9月23日に、息子と娘が通う神戸キリスト栄光教会で洗礼を受けられました。

野津さん夫婦と家族。一番左が清山由紀さん。神戸キリスト栄光教会で。

今回の本は
イエスに出会った僧侶
異色の証しに加え、大学院で学び、仏教を知り抜いた著者ならではの「仏教入門」と葬儀や法事など、仏教にまつわる行事にどのように対処すべきかのアドバイス等を収録。

B6判 1,200円+税

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