やっぱり本が好き 読者と本との出会いの広場 『信仰の旅路 たましいの故郷への道』編
服部滋樹さん |
KGK東海地区主事 日本福音キリスト教会連合 ・朝日聖書教会員 |
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何年も何年も聖書を読んでいるのに、自分の中でいっこうに霊的な変化を感じない人がいたとしたら、この本を読むことをお薦めします。じっくり読むなら、新鮮な聖書の読み方を学ぶことでしょう。キーワードは「イメージ」そして「物語」です。これらが普段私たちをうんざりさせている「教理」をどう生き生きとさせるか、著者のお手並み拝見という期待で読んでみてはいかがでしょうか。
私も毎月、KGK(キリスト者学生会)の大学生たちとこの本の読書会をしています。朗読し易い日本語に翻訳されていることもお薦めのポイントです。
今回の本は | ||
『信仰の旅路 たましいの故郷への道』 本書は、自らの信仰の理解に不満を覚え、そのために何とかしたいと願っている人のために書かれた。信仰生活を荒野の旅路ととらえ、どこを目指し、困難の中でどのようにして成長し続けることができるのかを語る。同じように悩みながら信仰生活を送った先達の言動が大きな慰めと励ましを与えてくれる。 アリスター・マクグラス 著
稲垣久和、広田貴子 訳 B6判 1400円+税 | ||
マクグラス氏の他の著作 | ||
新装版『キリスト教の将来と福音主義』 アリスター・マクグラス 著 島田福安 訳 福音派の過去の遺産と潜在的強さを客観的に評価し直し、将来の前進のために不可欠な克服すべき弱点(教条主義など)を徹底的に検証する。新装版となり価格もお求めやすくしてある。 B6判 2400円+税
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『自分を愛することのジレンマ』 アリスター&ジョアンナ・マクグラス著 小渕朝子訳 自己受容の勧めが、罪を無視し霊的に成熟しないでよいことと考えられてはいないか。自己否定に悩む人に、教会は何ができるのか。キリストに結びついた自己像のとらえ方と牧会のあり方を示した。 B6判 2200円+税
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