ブック・レビュー 『イエスのように』
永井 美智代
ライフセンター新潟書店 スタッフ
「イエスのように」なんてとんでもないという方に。マックスから励ましを
ありのままの私を愛していてくださる神様を『たいせつなきみ』『そのままのきみがすき』などを通して教えてくれたマックス先生。今回もそれを期待して本を手にしたら、テーマが「イエスのような心を持つこと」。「神様、私にそれを求めるのは無理というものです。私のことは、あなたが一番よくご存じじゃないですか」と叫んでいた私の心も、読み終わるころには、「神様、そこまでおっしゃるならやらせて下さい」と変えられていました。
本書は、十二の章でイエス様がどのような心を持ってこの地上で生活されていたかを聖書の中から説き明かしていきます。また、章ごとにあるマックス先生自身の体験を含んだ例話――子どものころ飼っていた犬のリズのことやゴルフでの失敗などなど―― を通して、私の乏しい想像力が活性化されて、イエス様の心を身近に感じることができるようにしてくれました。
そして、必ず根拠となるみことばを示して、神様は確かにあなたがイエス様の心に近づくことを望んでおられるよと励まし、その上親切 なマックス先生は、私が納得するだけで終わらず、ちゃんと踏み出せるように、語り口調(筆調?)でうながし、今からできそうなことを勧めてくれるのです。
「ぼくたちが失敗したからといって、神の愛が減るわけでもなく、成功したからといって神の愛が増すわけでもない。神の愛は絶対に失われはしないのだ」(本文より)と、私が失敗してもくじけてあきらめないように、ちゃんとフォローも忘れない。
私のように『イエスのように』なんてとんでもない! とあきらめている方、信仰のレースを走りきる自信のない方、まずはこの本を開いて体験してみてください。「神は、ありのままのあなたを愛しておられるが、あなたをずっとそのままにしてはおかれない。神はあなたがイエスのようになってほしいと願っておられるのだ。」