四十路へのずっこけ恋愛道 教訓12 自信を持つのはやめよう、サタンは私たちよりずっと賢い……

松本望美
北朝鮮宣教会所属

「クリスチャンだから不倫なんて無関係」だなんて自信を持つのはやめよう。サタンは私たちよりもずっと賢いことを知りましょう。

 今では「不倫」という言葉が日常化している日本社会。気がつけば、友人が不倫に陥っていたり、妻帯者に心引かれて悩んでいたりして「身近なもの」になってしまっている。

 「不倫のわなに陥らないように気をつけようね!」と同じ宣教師女性に言うと、「“気をつけよう”なんてことを言うあなたが信じられない!」と驚かれた。なるほど、不倫なんかに陥ることなど当然ない! ということなのか。

 この話をクリスチャンOLの友人たちに話すと「甘いな、そりゃ」「“絶対ない”なんてこの世にはないんだから~」と力説される。確かに「素敵だな」と思える男性で妻帯者は多い。

 でも、それは「奥さんによって磨かれ」いや「練られ?」いや、「調教された?」結果(過程)であるので、なんとなく魅力的に見えるのだ。(妻の力は偉大だ……)

 ウマがあって仲良しだった男友達が結婚した。しばらくして「おもしろい映画を見つけた! いつ行く?」とメールが来た。昔は普通に出かけていたけど、奥さんからしてみたらどうよ?

 誰かに誤解の目で見られたら?(ドラマの見すぎ?)Stop the 2 shot だ。(何それ?)

 また「霊的姦淫」にご注意。体の関係はなくても、心で妻帯者の男性を思い、妄想してしまい……これは、やばい。早く断ち切ること!

 一昔前、二十歳頃に大好きだった男性と十数年ぶりにメールでつながったことがある。

 彼は結婚して子供もいたのだが、メールの世界ではタイムスリップしたかのように“二十歳の私”に戻っていたから恐ろしい。お互いの近況や共通の友人たちの話題中心のメール交換だったのだが、あの頃の記憶でやりとりしていた。

 主を侮ることなかれ。突然、コンピューターが壊れ、すべてのデータが消滅……。それっきりだ。神様、本当にすみません。霊的姦淫にご注意。

 友人たちに言わせれば、ノンクリスチャンがほとんどの職場での誘惑は多いという。う~ん……やっぱり価値観の違いは否めませんな。

 既婚者の全員が石田純一や豊川悦司であるわけないが、とにかく「逃げるが勝ち」。雰囲気に流されてはいけません。クリスチャンの友人に相談しつつ、祈って支えてもらうのも大きな力。「でも、みのもんたのような上司だったら、なんだか説得力ありそうで……」という人は、すでにオバサンの域に入っているので違う意味で気をつけましょう。