四十路へのずっこけ恋愛道 教訓8 子どもは神様からの賜物。でも、まずは摂理に従ってパートナーとの出会いを祈り求めましょう。
松本望美
北朝鮮宣教会所属
私の宣教事務所のとなりには、大家さんのお宅があり、そこのお嬢さんのNちゃんは乳幼児を預かる仕事をしていて、私も仕事で疲れるとお隣を訪問し、赤ちゃんを抱っこさせてもらっている。赤ちゃんって、癒される~! と思っている私だが、自分の子どもがすっかり育っている同級生なんかに言わせると「それは、他人の子だからよ!」とおっしゃる。すみません、そのとおりです。Nちゃんも私も独身なのだが、「もう、私たちも若いお母さんにはなれないから」と話をしているが、いやいや、Nちゃん、私はあなたよりも八歳も年上なんだからね、超高齢出産はまちがいないわけです。しかも、自分の三歳の姪っ子と五歳の甥っ子と遊んでいる数時間で、かなりの体力を消耗する私。
「これから出産したとしたら大変だよね~」と友人と話していると「いやいや、まずは父親になる人に導かれるように祈らないとね」とピシャリ。そのとおり。
二十代後半から三十代前半に届いた同級生からの年賀状のほとんどが、彼らの子の写真だった。「私、あれだけはどうしてもイヤ。子どもができても絶対にしないわ!」と豪語していた友人の今年の年賀状は、子どものどアップだった……。この世には、蕫絶対﨟はないわけです。
子どもの成長を見るのは楽しいが、恐ろしいのは、日曜学校の子どもたちの成長ぶりだ。小学生だった子が、いつのまにか大学生にまで成長しているではないか! 私は、八年ほど日本に住んでいなかったので、そんな立派な青年になった彼らと再会するたびに驚く。「暗誦聖句がきちんとできたら、このシールをあげま~す!」という一言で躍起になって暗誦してきた彼ら。それが今では「望美さん、結婚とかきちんと祈ってるんすか?」と探りを入れられ、「はあ、ときどき」と恐縮する私。「やっぱ、具体的に祈ったほうがいいっすよ」ともお薦められる。そこに「望美せんせ~い。シールくださ~い」とかわいく言っていた当時の面影はない。
友だちは、三十路・四十路とそれぞれいるが、間違いなく「高齢出産」は確定。そんな話をすると「大丈夫よ。サラなんか超ウルトラスーパー高齢出産だったし、ジャガー横田も四十六歳で出産したし!」とおっしゃる。子どもは神様からの賜物だからね。
やっぱり、その前に日曜学校の教え子たちからのお薦めどおり、パートナーの出現を具体的に祈るべきですな。