報告 絵本『たいせつなきみ』が志茂田景樹さんの「よい子に読み聞かせ隊」にとりあげられました。
カラフルで奇抜なファッションで知られる、直木賞受賞作家の志茂田景樹さんは、1999年に「よい子に読み聞かせ隊」を結成。全国の幼稚園や図書館、老人ホームなどを回り、朗読、楽器演奏、スライド映写などをとおして読み聞かせの素晴らしさを広めています。先日、東京のポプラ社で開催された読み聞かせ定期コンサートでは、フォレストブックスの絵本『たいせつなきみ』が取り上げられました。
志茂田景樹さんは、「昔の僕も、周りの人の評価で、ここがいいとか悪いとかを気にしていたから主人公のパンチネロの気持ちに共感できる。誰かが何を言うからとかではなく、自分自身がどう思うのかが大切。この本では創造主のことを表現していると思う。読み聞かせではそこまでのメッセージは語れないけれども」と絵本を取り上げた理由を語ってくれました。
奥様の下田光子さんは東京の馬橋キリスト教会に通うクリスチャンで、数年前に『わたしはぜったい別れない』(洋泉社 1,500円)を出版。直木賞を受賞した途端、愛人をつくった夫への憎悪による苦しみの中から、キリストによる救いを見出していく20年間を綴っています。