天使のパレット 季節を感じて
相馬幸恵
片柳福音自由教会会員
部屋の模様がえをしたいな、と思うことがありませんか?
でも、家具の移動となると大変です。ぎっしりつまった本を整理したり、タンスを動かすなんて、何日もかけないとできません。せいぜいできることといったらテーブルの向きを90度変えてみることぐらいですが、変えたところで落ち着かず、帰ってきた子どもたちにも不評をかって、結局、もとにもどす羽目になったりします。
でも小さな模様がえならば、結構楽しんでできるものです。たとえば白い布にお気に入りの柄をステンシルして、テーブルクロスやカフェカーテンなどを作ってみるのはどうでしょうか?
我が家の庭で、冬の間じっと寒さに耐えていたワイルドストロベリーが、先日、小さな白い花を咲かせていました。なんだかもう春がやってきたようで、うれしくなって、さっそくステンシルしてみました。下絵をかいて、厚手のトレーシングペーパーに写したら、カッターでていねいに切り抜きます。あとは布の上に型をおいて、絵の具で色をつけるだけです。ステンシルのよいところは、1枚の型ができれば何回でも同じ柄ができるということです。とりあえずかわいいハンカチができました。
さて、誰にあげようかナ……。気持ちはいつの間にか模様がえからプレゼントへと移っていました。