夫が教会に行くまでに 未信者の夫を教会に導くための12のヒント
1.何よりもまず、妻の信仰生活を支援する
夫の救いために何かしなければならないと感じているクリスチャン妻は少なくない。しかし、まず大切なのは、その信仰生活が充実したものであること。教会は、クリスチャン妻の苦闘を知り、その信仰生活を支援する。
2.妻を教会と夫との間で板挟みにしない
クリスチャン妻は、教会では未信者の夫を持つ負い目を、家庭ではクリスチャンであることの負い目を感じることがある。教会は、無用なプレッシャーをかけない。
3.接点をふやし、つまずきをとりのぞく
妻がクリスチャンになった時点で、未信者の夫の中には、教会に対する強い警戒心が芽生える。教会は、常識の通用する、健全な人々の集まりだという証しをし続ける。
4.夫を一人の人格を大切にして扱う
未信者の夫にしてみれば、教会で「○さん(妻)の夫」としてしか見られないのは、おもしろいことではない。教会は、妻を通してではなく、直接のかかわりを構築していく。
5.同年代男性たちとのかかわりを大切にする
未信者の夫たちは、同年代男性たちの行動や価値観に興味を示す。特に、かつて未信者の夫であった人が信仰を持って歩む姿は、よきモデルとなる。教会は、ふさわしい交流の場が生まれるように配慮する。
6.夫の社会的な立場を尊敬する
夫たちは、職場での歩みについて、少なからず自負がある。教会は、それについて敬意を払い、尊重する。肩書きで評価されない、人格的な交流のすばらしさも伝える。
7.何事も無理強いをしない
未信者の夫は、責任を持って自分の決断をするので、教会は何事も無理強いしない。ふさわしいとき、ふさわしい状況が必ず備えられている。
8.必要な助けやアドバイスを求め、お願いする
未信者の夫は、人に教えられたり、命令されたりすることを好まない。むしろ、人助けになることなら喜んでする。教会は、必要な助けやアドバイスを求め、お願いする。
9.聖書のメッセージをストレートに語る
礼拝や集会に来る人々は聖書のメッセージを求めている。ただ、習慣や伝統からくるメッセージには、敏感に拒否反応を示す。教会は、聖書そのものが語っているメッセージを躊躇せず実直に語る。
10.積極的な生き方を伝える
未信者の夫たちは、それほど現実の生活に困っているわけではないが、今後の歩みを考えると何かが足りないと思っている。教会は、新しく生きることの意味や可能性、そこにある仕える使命など、積極的なメッセージを伝える。
11.一般的な参加者として招く
未信者の夫たちは、教会で行われる親密な集会よりも外の会場で行われるイベントのほうが参加しやすい。教会は、「○さんの夫だから」とすでに関係が一段階築かれているように錯覚しないこと。
12.キリスト教的家庭生活を支援する
ある時から、未信者の夫は教会での冠婚葬祭、新年礼拝、クリスマスなどをとおして、「うちの宗教は、まぁ、キリスト教」との位置づけをする。教会は、こういう家庭生活をも支援する。