往復メール shioya Vol.1 自己紹介&ゴスペル
塩谷達也
シンガー/ソングライター/プロデューサー JECA 西堀キリスト福音教会会員
みなさん、はじめまして。塩谷達也と申します。今回から1年間、僕のSoul Brotherである那須敬くんと、この連載を担当させていただくことになりました。小さな者ですが、神さまが用いてくださることを喜んで、思いっきり語らせてもらおうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
さて、僕はふだん、歌を歌ったり、作ったり、教えたり、語ったり、いろいろと音楽に携わって暮らしています。
「しおやさんはいいなあ。歌が歌えてー」「しおやさんには賜物があるけど、私にはなあ……」教会などで、こんなことを言われるたびに、「僕がゴスペルシンガーだとしたら、君はゴスペルパン屋だよね」などと僕は言います。ゴスペル受付でも、ゴスペル販売員でも、ゴスペル介護ヘルパーでも、ゴスペル学生でも何でもいいのです。
僕は今までシンガー目指してがんばってきたというよりも、気づいたら歌を書き、歌い、語っていたような気がします。今はもちろん仕事にもなっていますが、だれに頼まれずとも僕は歌うと思います。何もないところから歌を作る、歌が生まれるということは、孤独と向き合うことです。以前ソニーレコードからデビューした直後によく考えていました。「なんでこんなきついことを自分からやっているんだろう。もっと楽に生きていけると思ってたなあ」と。
でも今はわかります。僕はこうやって歌っていかなければ生きていけないんだと。神さまが与えてくださることはいつもこうです。自分では気づいていないけれど、また自分では望んでいないかもしれないけれど、それは自分の魂にとって必要なことなのです。神さまは僕らよりも僕らのことを知っておられるのかもしれません。そして、僕らにこれしかないという人生を与えてくださる。これが愛でなくて何でしょう。
それでは、今回はこのへんで、敬に受け渡したいと思います。では、よろしくね。