続 四十路へのずっこけ恋愛道 教訓十二(最終回) 人生のプランナーに乞うご期待。
松本望美
北朝鮮宣教会所属
結婚してもしなくても、
人生のプランナーに乞うご期待。
あとは、祈りで婚活を!
この連載を書き始める前に、友人から「よくさ、恋愛系のエッセイを執筆している途中で結婚を発表する人がいるけど、あなたもそうかもしれないわね~!」と言われたことを思い出す。この連載は今回で最終回になるわけであるが、執筆中に結婚や婚約どころか、恋をすることもなく、心臓がドキドキしたのは急いで階段を上ったときだけだ。
連載中の二年間、周りの友人たちのほうが結婚や出産で人生が大きく変わっていった。付き合い始めたかと思えば、あれよあれよという間に婚約、結婚し、いつの間にか子どもが生まれている。
ミッションや仕事で忙しくしている独身の友人たちと会えば、「神様の与えてくれている独身時代に意味があるわけだから、この時しかできないことを喜んでやっている!」とさっぱりしている。さらに「今まで会った人の中ではなく、これから会う人の中から結婚に導かれるようにと祈っている」という方もいる……。
先日もこんな話で盛り上がった。友人Aが「ねえ、今さ、“婚活時代”という言葉があるらしいよ。つまり、就職活動(就活)のように自ら動き、伴侶を見つけるために活動するってことらしい。いや、婚活しないと結婚できない時代になっているらしい」と発表すれば、「へえ~!!」という一同の驚き。
「で、どんな活動するの?」と友人Bが聞けば、「合コンはもちろん、結婚相談所に登録したり、ネット婚、今や親同士の代理見合いもあるらしいよ」と答えるA。
さらに「女性は、結婚相手に対する要求水準の高さが障壁になり、男性は、経済力とコミュニケーション力が魅力格差になっているらしい。今じゃ男性が自分磨きをし、女性が狩りに出ていく時代らしいわ」と友人A。
それを聞いた“男前な友人”たち一同「え~! 私たちさらにたくましくなって狩りにまで出かけなきゃいけないの!?」と眉をひそめていたが、「祈りこそ私たちの婚活ってことで、よろしく!」とHOLYにまとめていた。
神様は、いつだって私たちに良きものを下さる愛の方で、その方が私たちに完璧な人生計画を持っておられる。
だったら、この偉大なプランナーに私の人生はお任せしたい。
過去やまだ見ぬ未来に縛られたり、他人の人生と比較などせず、過去も未来も時空を超え私たちのすべてを知ってくださる神様に信頼し、「今」を喜び、楽しみながら生きていけばいい。
将来結婚するにしろしないにしろ、この方とともに生きる日々を重ねていくことこそが、本当の味わい深い人生に違いないのだからね。