編集者より 38687
ある年のクリスマスイブ、教会の祝会で、牧師であった父は「クリスマスの贈り物」について話していました。くわしい内容は忘れましたが、「贈り物は気持ちが大切」という趣旨だったと思います。私は高校生でしたが、その夜「今年のサンタさんは何を贈ってくれるのだろう」と、両親に言ってベッドに入りました。次の朝、寝ぼけながらプレゼントを探すと、枕元に紙切れが二枚、二千円がぽんと、むぞうさに置いてあり、昨日の話は何だったの? とあきれてしまいました。それにしても、もっとステキな贈り物ももらっているはずなのに、そういったことだけ覚えているのは、なぜなのでしょうか。(梶)