今現在、憎しみを持っていて苦しんでいる人にも、そういう人が近くにいて、どう慰めたらいいかわからないでいる人にも、どちらにも励ましになる、すばらしい本だと思いました。

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マタイ18章21節のイエス様とペテロの会話とそれに続くたとえ話が思い出されました。イエス様によってもたらされた赦しは無限大。けれども自分の心にあるのは、制限付きの赦しなのです。
しかし、この本に登場する人々の姿を通して、イエス様を通して無限大の赦しを現された神様は、そのような私にも無限大の愛を与えてくださっているという事実に気づかせてくれました。

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心の傷や憎しみの感情、これらのものは私たちから平安を奪い去ってしまう。そのことを知っている人は大勢いる。これら心の傷や憎しみの感情から解き放たれて、素晴らしい平安を取り戻す奥義を知っている人はごく少数だろう。
この本は、豊富な実例をもって、その奥義へと私達を導いてくれる本である。
全ての人に読んで欲しい。心に傷のない人など、一人もいないのだから。

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イエスが弟子たちに教えた「主の祈り」の一節、「われらに罪を犯すものをわれらが赦すごとく、われらの罪をも赦したまえ」が、どんなに私たちの人生にとって必要とされている魂の叫びであるのか、以前よりもその深みを味わうことができた。
私にとってもっとも新鮮だったのは、赦しの力が日々の生活の中、特に夫婦のように密接な関係の中に、絶えず必要とされていることに気づかされたことだ。

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