金子清和
バンクーバーめぐみバプテスト教会牧師。

　その賭けは、あなたが幸せな結婚生活をむかえる可能性と同時に、心と人生を傷つける可能性をも生じます。恋愛は、人を振り回し、傷つき、傷つけます。どこかで妥協して結婚してしまったり、相手への理想をより高くし婚期を遅らしたり、男女のすれ違いに失望して結婚に夢をもてなくなるといった可能性ももたらします。あなたの大切な心と人生を、そのようなギャンブルに賭けてしまってよいのでしょうか。

　出典は忘れましたが、あるアンケートによると、今日の未婚女性のほぼ半分が一生独身でいようと考えているそうです。その原因は、現代の間違った一般的恋愛理解からきていると私は思います。恋愛自体が悪いのではありません。順番が逆なのです。

　愛と恋愛は別です。愛は常に与えられるべきものですが、恋愛の情熱は結婚の後、あるいは結婚を決意したカップルに与えられるべきものです。結婚の前までは冷静に、そして後から情熱的に（恋愛関係）になるのが理想です。つまり、恋愛→結婚ではなく、結婚→恋愛とすべきなのではと思います。

　それでは、一体どのように結婚相手を見いだすのでしょうか。