非恋愛のススメ!? 結婚の絆を深める
金子清和
バンクーバーめぐみバプテスト教会牧師。
アメリカに住んでいた時、メキシコのとても貧しい小さな村に伝道旅行に行きました。私はそこで五歳の女の子と友だちになりました。彼女の名前はデュルセ、「キャンディー」という意味の名前です。彼女はその名前の通りとてもスイートでした。
さて、一週間の伝道旅行を終えてアメリカに帰る日、彼女はコーヒーカップをプレゼントしてくれました。そのカップは何の変哲もない安っぽいカップでしたが、貧しい五歳の女の子が愛を込めて私に贈ってくれたこのカップは、私にとっては世界で一番美しいカップなのです。
私は「神あい結婚」で妻と結婚しました。妻は私にとって、このデュルセのカップのようです。ですから、彼女以上にどれほどすばらしい女性が私の前に現れても、私には彼女以外は目に映りません。デュルセがくれたからこのカップが世界一素敵なように、神様がくれたから妻は私にとって世界一素敵な女性なのです。
デュルセがくれたカップの底には彼女の名前が書かれ、彼女の愛がいっぱい注がれています。同じように、神様がくださった私の妻には、神の御子イエス・キリストの名前が刻まれ、神様の愛がいっぱい注がれているのです。私は妻を彼女自身のゆえのみでなく、神様からの贈りものとして愛せます。「神あい結婚」は結婚の絆を深めます。
それでは、どうやって神あい結婚に導かれるのか? モデルケースとしてイサクを例にして考えましょう。