21世紀の伝道を考える 15 チャーチ&ホームスクーリング(1)

稲葉 寛夫
チア・にっぽん(チャーチ&ホームスクーリングを進める会)代表

「主を恐れること、これが知恵である」(ヨブ28:28)

 神様からの祝福が
 注がれるムーブメント

 我が家でチャーチ&ホームスクーリングに導かれ、踏み出して、本当に良かったなあと思っています。子どもたちと創造主とのきずな、家族のきずな、そして、私自身と主とのきずなが、ずいぶんと育まれました。とても楽しくて、神様からの祝福を心から味わっています。今、日本でこのようなムーブメントが着実に広まっていること、チア・にっぽんとして応援できること、特権だなぁと思います。これはただただ、神様の恵みとしか、思えません。
起きよ。光を放て。あなたの光が来て、主の栄光があなたの上に輝いているからだ。(イザヤ60:1)

 主にある教育は
 神様からの命令

 学校任せではなく、主の命令に聞き従い、親が責任と使命感をもち、主にあって子どもたちを教育していく、また教会・クリスチャンが支援していくムーブメント、これがチャーチ&ホームスクーリング・ムーブメントです。

 魂を失い、「彼らの苦しみの煙が永遠にまで立ち上る」(黙示禄14:11)道ではなく、永遠の救いを勝ち取るムーブメントです。アメリカでは200万人を超え、教育の崩壊、子どもたちへの伝道を大きな課題とする日本でも、この数年、私たちの思いを超えた、急速な拡がりを見せています。

 聖書は、主にあって子どもたちを教育することを親に命じます。

 「主は私たちの神、主はただひとりである。心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家に座っているときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも、これを唱えなさい」(申命記6:4~7)と、ある通りです。

 具体的な方法は様々、自由です。ホームスクーリング、チャーチスクール、あるいは週二時間からのチャーチ&ホームスクーリング……、と主の導きのままに、自由です。しかし、親が責任を持って主にある教育をする、言わば「ホームスクーリングマインド」を持って教育することは、選択枝の一つではなく、全ての親がなすべき、創造主なる神様からの絶対的な命令です。

  み言葉への確信
 と聞き従い

 聖書の教える教育の原点、み言葉そのものへの確信と聞き従いが、このムーブメントの本質です。

 現在、子育て真っ最中の皆さん、子どもたちへのコーリングをもった方々はもちろん、祖父母(孫にも教えよ。との命令あり─出エジプト10:2)、独身者(教会の子どもたち、ノンクリスチャンのために)ほか、全てのクリスチャンに課せられた、主の命令、聖書への確信に立ち返る、ムーブメントです。

 そして、日本で立ち上がった親や教会が、喜びと感動に揺り動かされていくのが、このムーブメントです。魂を滅びから救いに勝ち取る霊的ムーブメント、これがチャーチ&ホームスクーリングです。 日本で立ち上がった人々から、今、多くの声が寄せられています。

 「始めたら、ざざーってくる深い喜びがあると聞いていましたが、本当にそうでした。始めてみるまで、そのすごさがわかっていなかった。自分は今、本当の意味で親となり始めた思いがします……」
「今まで、無神論の学校や子供たちの中に、ためらいなく送り出す危険にきづいていなかった。こんな素晴らしい教育、家族、信仰のあり方に気づくことができて幸せです」
「ホームスクーリングを始めました。もっと早く知って始めていれば良かった。でも今始めてよかった」
「チャーチスクールを始めて以来、教会全体に霊的な覚醒が起きています」
「主にある親子・夫婦のきずなが全く、変わりました。」
「学歴のない私でも、日本ででもできるってことを訴えたい」

 教育の目的は
 魂の救いと世界宣教

 このムーブメントには、明確な目的があります。魂の救い、そして、主のみ言葉に聞き従い、宣教に生きる子どもたちの育成です。チア・にっぽん(チャーチ&ホームスクーリングを進める会)は、こうしたムーブメントを支援しながら、世界宣教をめざすミニストリーです。発足後4年目に入ろうとする今、私たちの当初の予測をはるかに超えるうれしい展開に、主をあがめ、また畏れる思いでいっぱいです。