大橋由享
友愛グループ イエス・キリスト ファミリー教会牧師
今秋発売のキリスト教版子ども番組DVD「マナマナポン!」
私には、子どもが3人いる。どの子も、NHK教育テレビの子ども番組を見ながら育ってきた。「お母さんといっしょ」「にほんごであそぼ」「からだであそぼ」「ピタゴラスイッチ」「ひとりでできるもん」「つくってあそぼ」「ハッチポッチステーション」等々…。枚挙に暇がない。上の子ふたりは、すでに高校生と中学生。とっくの昔にこれらの番組から卒業してしまったが、我が家には、年の離れた小学生の末娘がいるので、いまだに縁が切れない。考えてみると、私自身、彼らと一緒に15~16年、教育番組を見続けてきたのだ。本当に長い付き合いである。これらの番組、子ども向けといって馬鹿にしたものではない。クオリティーも高いし、けっこう面白いのだ。そして、親にとっては、民放のテレビアニメなどよりも安心感がある。文字通り「教育的」だからだ。しかし、クリスチャンの親の中には、もどかしさを感じる方もいるだろう。最も教えたいことが取り上げられないからだ。それは、聖書の教えであり、神について、救いについて、信仰生活についてである。そこに登場したのが、CGNTVの「マナマナポン!」。NHK子ども番組のキリスト教版と言うと、わかりやすいかもしれない。これまで子ども向けのソフトが色々と作られてきた。しかし、このようなスタイルは、おそらく初めてではないだろうか。そして、この番組がDVDになって発売されることとなったのである。今回のリリースは3巻。各巻には4話が収録されている。「マナマナポン!」のメインキャラクターは、こぐまのリトル・ジョイ。ロングセラー絵本「のどか森のリトル・ジョイ」の主人公である。毎回の番組は、このリトル・ジョイと、ナビゲーターのお姉さんとのオープニングトークで始まるのだが、これは、教育番組でも定番のスタイル。NHKと違うのは、このコーナーが、毎回、お祈りで終わるということだろう。オープニングトークに続いて、テレビ絵本、ミセスチャーチのショートメッセージと続く。この2つのコーナーに関しては、次号以降で、改めて詳しくご紹介したい。時代を感じさせるのは、賛美に合わせて踊る子どもたちのダンスである。ヒップ・ホップ調なのだ。曲も、ヒップ・ホップ調にアレンジしてあるのだが、そこに生の和太鼓が入っているのがユニークである。教会学校の子どもたちが、このDVDを手本に練習して、ビシッと踊ったら、かっこいいだろうなあ・・・!