NEWS VIEWS FACES 「眠れない夜のために」
Music for Sleepless Nightsフェア実施中!

礒川道夫
ライフ・エンターテイメント チーフプロデューサー

 人気テレビ番組「Dr.コトー診療所」にも出演したフォークシンガーの泉谷しげるが歌った曲に、眠れない夜に風が窓をたたくといった意味の歌詞があった。眠れない夜というのは、サタンが否定的な世界の中に手招きしているような気がするものだ。羊の数を数えたりするとかえって目が冴えてしまって、ますます眠れなくなる。その一方、強い睡眠薬を飲まないと眠れないという病気の方が、「教会に来ると眠ってしまうので私はダメだ」と相談されたことがあった。

 考えてみれば、眠れるということは、平安があるからだ。大丈夫、ここは安心だ。そう思えるから眠れるわけで、赤ちゃんが母親に抱かれている姿をみれば、良くわかる。

 教会で眠れるのは、神様のふところに抱かれているようなもので、だから礼拝で眠れるのはすばらしいことだと慰めているのは私だけだろうか。

 赤ちゃんが泣くと、親は「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と言ってトントンと子供の体をそっと叩いて眠らされる。たとえ何も状況は変わっていなくても。

 今回のCD『My Pease-「ヨハネの福音書」with「朝ごとに新しく」-』。リビングプレイズインストゥルメンタル「朝ごとに新しく」をバックに朗読される「ヨハネの福音書」はまさしく、神が「大丈夫だよ。『わたしはあなたがたに平安を残します。』(ヨハネ14:27)」と言って、心を落ち着かせてくれているよう。そして音楽は子守り歌のような気がする。

 「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」(ヨハネ16:33)「その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。『平安があなたがたにあるように』」(ヨハネ20:19)。

 電車に乗っても、心配で荷物をぎゅっと胸にかかえている状態から、その荷物を降ろしてみれば、体から重荷がふっとぬけ、荷物は電車が運んでいることに気がつく。自分で持っていなくてもちゃんと運ばれる、そんなイメージ。さらに『Music for Sleepless Nightsフェア』を実施中。トルコ産地中海ラベンダーの手作り「サシェ」が付いている。やすらかな香りに包まれながら、このCDを聴いていると心が落ち着き、いつの間にかやすらかに眠ってしまうはず。美しいチェロのNewリリースCD「hymns on three cellos」やその他のヒーリング・インスルメンタルのCDにも付いている。詳しくはフリーペーパー「Gospel TV倶楽部 Vol.6」をご覧ください。