NEWS VIEWS FACES オーストラリアの熟練したパワフルな賛美
クリスチャン・シティ・チャーチ
パワフルかつ洗練されたオーストラリアの賛美……そう言われて思い出すのはやはり「ヒルソング」(ヒルソング・ミュージック・オーストラリア、「Shout To The Lord」を作曲したダーリン・チェックがワーシップ・リーダー)でしょうか?
しかし、まもなくブレーク間違いなし!と期待されるのはCCC(クリスチャン・シティ・チャーチ)。本国オーストラリアではヒルソングと肩を並べる音楽的レベルをもち、R&BやAOR系のスタイルでエキサイティングな賛美を繰り広げている、今まさに注目すべき教会だ。現在、彼らに来日を交渉中。まず、言葉でどれだけ伝えても伝えきれない彼らのパワーを、ぜひ試しに聴いていただき、そしてコンサ-トで生の迫力を体感してほしい。
ワーシップ・リーダーのクリス・オブライアンは20代前半に日本のレコードレーベルと契約を交わし、ニュ-ヨークに移り住んだ。音楽を愛し朝から晩まで音楽に浸っていた彼に転機が訪れたのは、ニューヨークのクリスチャン・シティー・チャーチ・イン・ロングアイランドを訪ね、救われてからだった。
今まで、運転手付きの大きな車で送り迎えのあったセキュラーミュージシャンとしてのライフスタイルと、クリスチャンとしてのそれの狭間で葛藤はあったが、CCCやヒルソングの教会賛美の働きを聞いたり見たりしていくうちにこの働きに自分の人生を捧げる、と決心したという。
その後、オーストラリアに戻り神学校で学び、卒業後CCCのミュージックディレクターとして働き、彼の音楽の賜物がいかんなく発揮される。神学生であった頃は生活のため、皿洗いのバイトなどを朝から晩まで、といった生活を強いられるが、その時期は人生最高の訓練の時だったと述べている。音楽の奉仕に関わっていない時も、教会に仕える彼の働きが牧師の目にとまり、やがてミュージック・ディレクターの任を命じられる。確かな音楽の賜物をもちながらそれだけに固執せず、地に足のついた、信仰者として着実な歩みをしてきた彼が目指すところは、信徒の育成であり、次の世代への信仰の継承であり、忠実に教会に仕える働き人である。
音楽的な面でいうと、ヒルソングよりもロック調の賛美が多いCCCだが、2004年1月に発売予定の「リフト」はメロディラインを強調したスマートかつエネルギッシュな作品に仕上がっている。ヒルソングファンならぜひゲットしたい一枚。しかも、日本語バージョンも付いた2枚組み! ぜひ、いますぐお近くのキリスト教書店、もしくはライフ企画までご予約下さい。