NEWS VIEWS FACES 2010年「God Bless You」プロジェクトスタート!!
礒川道夫
ライフ・ミュージック チーフプロデューサー
世界中に神の祝福を届けたい!
作詞 関根一夫、作曲 岩渕まことの名曲「God Bless You」をご存じだろうか。「God Bless You God Bless You」とサビを歌うあの曲である。10年くらい前に歌われはじめ、色々な教会で用いられている。最近では、「Love Sonata」でも、韓国スターの人たちも歌っていたので、日本だけではなく、韓国でも歌われているようだ。インドネシアでも歌っていたとか、モンゴルでも歌っていたとも聞いた。韓国発の「きみは愛されるため生まれた」が韓国人宣教師によって世界中に広められたように、どうやらこの曲は、日本人によって、花粉が飛び散るように、広まっているようだ。もともとこの曲は、関根牧師が、教会のキャンプで一緒のキャビンに泊まられた金子満さんという80歳代の方への祈りが素材になっているらしい。金子満さんは温厚な方で「仏の満さん」と呼ばれるほど柔和な人で、「関根先生の説教、私は大好きだよ」と言っていたそうである。しかしそのキャビンの中で満さんが初めて、愚痴をこぼし、「こんなことが、あってねえ、私も心が重いですよ。」ととつとつと話したそうだ。そして、昼寝をなさろうとする満さんのために祈った関根牧師は、人の祝福を祈る歌がもっともっとあっていいはずだと思ってこの歌詞を書いたそうである。しかも、この歌詞に岩渕さんが曲をつけて、最初に披露したのが、金子満さんのご葬儀だったそうだから驚きだ(詳しくはDVDを観てほしい)。
景気は悪くなるばかりで、温暖化による異常気象も続くとなると、何とか自分だけが生きられればという利己的な考えが出てくる。だからこそ、キリスト者からお互いを祝福する言葉を日本に定着させたい。へブル語には「シャローム」という言葉があり、韓国語には、キリスト教用語から発生した「チュクボク ハムニダ」という相手を祝福する言葉がある。そういえばマイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」の中でも、会話の最後に彼は「God Bless You」と言っていた。
メジャーでも活躍する一流クリスチャンミュージシャンが参加してくれたこのミニアルバム。8人のアーティストが歌う日本語バージョンは、あの「We are the world」を連想させる。このアルバムの収益の一部は、岩渕まこと夫妻の長女が、がんで8歳で亡くなっていることもあり、「財団法人がんの子供を守る会」に、売上金の一部を寄付する予定だ。