What’s New 岩渕まこと作詞・作曲「パラダイス」 6か国語で歌い、天国を実現!!
神の国は、南の国にあるのではなく、私たちの心の中にあるのです――
礒川道夫
ライフ・クリエイション ディレクター
日本発のゴスペルソングとして知られている名曲「パラダイス」をご存知だろうか。31年前、1980年に信仰を持ったばかりの岩渕まことさんが作った曲である。
彼は1987年に娘さんを天国に送るという悲しい体験をしている。その後リリースされたベストアルバムの中で、当時を振り返って「悲しかったが歌が生まれ(注:「父の涙」)、天国がずいぶん近くなった。そしてパラダイスは今日も心に」と記されている。彼のそんな天国への特別な思いがあるからこそ、2011年のこの時に再び注目されたのかもしれない。
今回のイメージはディズニーランドの「It,’s a small world」のように、「パラダイス」を各国語で歌って、天国を旅するように、あえて20分間のメドレーにした。9.11アメリカ多発テロから10年、そして3.11東日本大地震から半年が過ぎ、将来への不安がまだまだあるこの日本そして世界へ、どんな状況であっても、「神の国は、あなたがたのただ中にある」(ルカ17・21)ことが伝わればと願っている。
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9月10日、お茶の水クリスチャンセンターで行われた発売記念コンサートは、6か国からその国のことばを母国語とする方々が集い、国際色豊かなものとなった。
まず着物を着た岩渕由美子さんとアロハシャツを着た岩渕まことさんが登場し、ハワイアンのアレンジの「パラダイス」を日本語で歌った。バックでは賛美フラミニストリーの3人がフラダンスを踊ってくれて、出発は南国風。そして次は、民族衣装に包まれたアスカナさんがインドネシア語で披露。英語版を歌ってくれたサラさんはスケジュールが合わず、代わりにナンシー・ネザコットさんがカウボーイ姿で登場。続いての国は中国で、カルビン・リーさんがチャイナ服で歌い上げ、さらに聖霊の風を受けコンサートは進み、ブラジルからのサユリさんがポルトガル語で「パラダイス」を歌った。そして、チマチョゴリを着た中学生のANNAさん。ゴスペルシンガーのイム・ミジョンさんの娘さんだ。「いつも母と一緒に歌っているので、今回は一人で緊張しました」。そのかわいい姿に、拍手がわいていた。
最後は、出演者全員が参加してのインターナショナルバージョン。まさしく天国のお祭りだ。
「昨年の『God Bless You』から、海外の方々との交流が頻繁になってきました。パラダイスがさらにその輪をひろげてくれると思います」と岩渕まことさんは語っていた。このコンサートの模様は、ライブDVDとして10月末に発売される。
ライフ ・ クリエイション ディレクター 礒川道夫
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