What’s New 感動に涙する、最新の映画・DVDをご紹介 !

礒川道夫
ライフ・クリエイション ディレクター

「奇跡のひと」、このタイトルで思い浮かべるのは、三重苦の障害を克服したヘレン・ ケラーと彼女に奇跡を起こした家庭教師アニー・サリバンの話しだろう。
この度公開される「奇跡のひと」は、前述のヘレン・ケラーの話しではなく、サブタイトルに「マリーとマルグリット」とある、19世紀末、フランスに実在した“もう一つ”の物語である。
聴覚障害の少女たちが暮らす修道院に、目も耳も不自由な少女マリーがやってくるところから物語がはじまる。修道女マルグリッドは、周囲の反対をおしきって三重苦で生まれたマリーを引き取る決意をする。
しかし毎日が挫折の連続で、そう簡単にマリーは心を開いてくれない。「水」がサリバン先生とヘレン・ケラーの橋渡しをしたように、彼らの心を繋げたのは、マリーが小さい頃から大事にしていた小さなナイフだった。
惜しげもなく愛をそそぎこむマリーには、大きな理由があった。この映画の終盤でそれが明らかにされると、観ている誰もが涙してしまう。
神の愛、人として生きることの真の豊かさとは何かを教えてくれる作品だ。2015年5月からシネスイッチ銀座はじめ全国で順次公開予定である。

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次にご紹介する「ホームラン 人生の再試合」は、アルコール中毒で身を崩したメジャーリーグの元スーパースターが人生再起にすべてをかける感動のスポーツドラマである。立ち直るきっかけになるのは、イエス・キリストへの信仰だ。観終わると元気が湧いてくる作品で、以前発売したアメリカンフットボールの物語「フェイシング・ザ・ジャイアント」のような作品だ。

 

「ギミー・シェルター」は16歳でホームレスとなり、妊娠した少女の葛藤と成長を描く実話をもとにした物語である。彼女は入院中に出会った神父から、10代のシングルマザーが共同生活をおくる“シェルター”を紹介してもらう。その中でさまざまな問題が起こるのだが、この神父の一言が彼女を救うことになる。重いが、とても考えさせられるテーマとなっている。
「ホームラン 人生の再試合」「ギミー・シェルター」は劇場にはかからないが、DVD販売が予定されている。

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このように決して「メジャー」とは言えない作品の中にも、イエス・キリストの愛を共に考え、伝える良い作品が多くあるので、ご覧いただき、ご家族、ご友人にぜひとも薦めていただきたい。

問い合わせ : ライフ・クリエイション(いのちのことば社)
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  ライフ ・ クリエイション ディレクター 礒川道夫