礒川道夫
ライフ・クリエイション ディレクター

　阪神淡路の震災を体験された某タレントが新聞のインタビューで、「3か月くらいするとマスコミの取り上げ方も小さくなり、ボランティアも減ってくる。そして自分には考える時間とゆとりができて、これから先どうなるのかといった不安が押し寄せてきた」と語っていた。
東日本大震災の被害に遭われた皆様の気持ちも同じかもしれない。
いのちのことば社では、 そんな皆様を支援し続けるために、ここ数か月、毎月一回チャリティーコンサートを行っている。
4月16日のコンサートでは、森祐理さんの東日本大震災の避難所訪問を報道した関西テレビの「ニュースアンカー」を上映した。「私も弟を阪神淡路の震災で亡くしたのです」と話し出すと、被災者の皆さんが顔を上げる。そして、彼女の歌を聴いたおばあさんが、「地震、津波では泣かなかったが、今日あんたの歌を聞いて涙が出たよ」と、森祐理さんと抱き合うシーンでは、満席の会場で涙する人が見られた。
応援に駆けつけてくれた、ビョン・ホギルさんの「神様の恵み」や、西由起子さんの「アメイジング・グレイス」の歌は、遠く被災地の皆様を慰めているようだった。
もう一人のゲスト、本田路津子さんは、被災地山元町の教師と子どもたちが「一人の小さな手」を歌って励まし合っているので、ぜひスタジオで歌って励ましてほしいとの要請がＮＨＫからあり、4月14日の「ゆうどきネットワーク」に生出演し歌った。音楽、歌の力はなんと大きいことか。

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5月7日は、「God Bless You」 チャリティーコンサート。 岩渕まことさん、由美子さんご夫妻、国分友里恵さん、岩本正樹さん、陣内大蔵さん、イム・ミジョンさん、塩谷達也さん、神山みささん、Samuelleさん、MIGIWAさん、そして大阪からは赤津ストヤーノフ樹里亜さんが駆けつけて下さった。司会はMICHIRUさん。
昨年から続いているG・B・Y・コンサート。こんな豪華メンバーのチャリティーコンサートに参加できるなんて、なんと幸せなことだろうか。神の祝福が現地に届きますようにと願わざるを得なかった。とはいっても、会場がいっぱいなので別の部屋でパソコンからユーストリーム「クリスチャンねる」を観ていたのだが……｡
いつか、被災地でもこのコンサートができればと願っている。
与えられた献金は、被災地支援のために、聖書贈呈、絵本贈呈に使わせていただいた。