特集 良き知らせ―ゴスペル だれもが「主」を体験する
単立 芦屋福音教会 牧師 沖胡一郎
芦屋福音教会は新会堂建設とともに、看板が「Ashiya Gospel Church」と変わりました。周辺住民の方には「ゴスペル教室の建物ですね」とときどき間違われます。
さて、その名前のとおり、実際に教会ではゴスペルの働きが多くあります。
まず、従来の大人のゴスペルクラスに加えて、親子ゴスペル(小さい子どもと母親)、そして、「ゴスペルフラ」(ゴスペルフラダンス)が大人クラスと子どもクラスで行われています。多くのノンクリスチャンの方々も加わっています。
私がゴスペルと出会ったのは、今から十五、六年前だったと思います。自ら参加し、ゴスペルコンサートにも行きました。個人的には、ゴスペルを歌うときに不思議な聖霊の働きを感じます。不思議というのは、ノンクリスチャンの方々も「神の臨在」を体験されるからです。そして、心が軽くなり、平安な気持ちになるのです。
最初、彼らが「主よ」と言うときに抵抗感がありましたが、「不思議な聖霊の働き」を通して、幾つかのことを教えられたように思っています。まず、主は日本人のたましいを救うためにゴスペルを用いておられるということです。ですから、ノンクリスチャンであっても、ゴスペルを歌い、踊るときに主の臨在を体験するのです。また、ゴスペルは歌詞を見ながら歌うことができません。ですから、ゴスペルシンガーは賛美を暗記します。その昔、黒人たちが聖書が読めなくても、歌いながら聖書の真理を体得していたのと同様のことが起こっているということではないでしょうか。
教会で「親子ゴスペル」を教えてくださっている方がいますが、その人はゴスペルを通して主の臨在を体験し、教会に導かれ洗礼を受けた方です。ゴスペルを通して主の宣教が進むように心より祈ります。