主のまなざしに心温まる 新感覚のデボーションブック

『わたしはいつもあなたとともに
―主イエスの語りかけに聴く366日』
サラ・ヤング 著
土屋治子 訳

四六判 2,000円+税
いのちのことば社

単立 大和カルバリーチャペル 副牧師  倉知 契

本書を説教で紹介しましたら、購入された方から早速お手紙です。「すっごく! いいです。イエス様から直接こうしなさいと言ってもらっているような気がして。毎日職場に着いて読んでいます。次の日の分も読みたくなりますが、そこはぐっと我慢してその日の分をよく味わい、お祈りしてから職場に入ります。感謝!」 。そうです。三百六十五日、日ごとに読む本ですが、「翌日分まで読みたくなる」ほど。私もタイムリーな励ましを何度もいただきました。
著者のサラ・ヤング先生は、アメリカ人宣教師の妻。日本人に重荷を持ち、オーストラリアに住む日本人の宣教に長年従事されました。アメリカでベストセラーの本書は、聖書のみことばをまるで「イエス様が話しかけておられる」ように書かれているのが特徴です。一月十六日の抜粋。
「物事があなたの思いどおりにいかなくても、慌てたり混乱したりすることは拒否しなさい。……わたしの臨在を楽しむ時間を、しばし取りなさい。あなたを焦燥させている問題について、わたしに話してごらん。わたしはあなたが、わたしの視点から物事を見ることができるようにし……わたしがすべてを掌握していること、それに天が地よりも高いように、……スケジュールが頓挫したことに動揺する代わりに、それらを次のことを思い出すきっかけとして用いなさい。わたしがあなたを救う者で、あなたの神であること。……決して変わらない愛に拠り頼みなさい」
まるで主のお声が聞こえてくるようです。この短い語りかけにも、詩篇やイザヤ書のみことばが隠されていて、サラ先生の霊的感性と表現力が光り、また翻訳者とも息がぴったりです! 難病と闘い、自由に外出できない著者は、その分、主のご臨在に留まり、本書を手に取る方のために毎日お祈りしていると「まえがき」にありました。痛みと祈りから生まれ、主のまなざしに心温まる、新感覚のデボーションブックを推薦いたします。