砂漠の花園 第11回 「神のすばらしい創造と設計」

フォトグラファー サンティラン前田登茂恵

冬の白い雪山、夏の赤茶けた荒れたはげ山、春の美しい緑と花が一枚の構図に収まるとき、「これぞ南カリフォルニア!」と思います。「一体何の季節?」とも思いますが(笑)。そして、今回この構図に収まった花が、また最高です!ほとんどの花が太陽に向かって咲く中、この花は天から降ってきたように、下を向いて咲くのです。その名も「シューティングスター(流れ星)」! その色の組み合わせといい、形といい、すばらしいデザインです。「さすが、主です!」なんて言いながら、感動して写真を撮ります。このような荒地砂漠のワイルドフラワーの写真を撮ると、英知をもってこれらすべてを創造され、その偉大な御力でもってこれらすべてを支配しておられる神をあがめずにはいられません。「ああ、主よ。全地はあなたの造られたもので満ちています。あなたはこれらをみな、知恵をもって造られました」と、自然に賛美が湧き上がるのです。
こんな私を見て、以前の私を知る人は、「別人だね」と言います。確かに、私は創造主なる神を知るまでは、自然に感動することがありませんでした。でも、私は思うのです。さまざまな花を、一つひとつ美しく設計し、創造された神は、私を初めからこのように造ってくださったのだと。私がどのような性格で、どのような人生を歩むか、神の計画のもとですべてが設計されていたのだと。聖書も、神が私を造り、組み立て、私のために作られた日々が、神の書物にすべて書き記されていると語っています(詩篇139・13―16)。つまり、私という人間は、主がそのすばらしい知恵をもって特別に創造してくださり、私の人生も、初めから終わりまで、主が目的をもって詳細まで完璧に設計してくださったのです。
この真理を知ると、本当に自由になります。楽になります。お粗末な人間の知恵ではなく、神のすばらしい知恵で創造され、設計された人生は、希望で満ちています。なぜなら、神ご自身がこう語ってくださるからです。
わたしが「あなたがたのために立てている計画……それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」(エレミヤ29・11)