実際に聞いてみました 二つの言語で聖書を読む楽しさ

おゆみ野キリスト教会会員 椎名勝也

所属教会では、毎週日曜日の朝、英語を話す講師と数名のメンバーで、英語のバイブルスタディを行っています。すでに二十年以上続いています。
私自身英語が好きで、クリスチャンになる前から、教会で行われていた英会話クラスに参加していました。クラスの最後に短い聖書の学びがあり、そのときは聖書には興味がなく、英語の教材ととらえて学んでいました。
当時は仕事が忙しく、職場の人間関係にも悩みを抱えていました。そんなとき、出張先のホテルでギデオンの聖書を目にしました。そして、何気なく、英会話クラスで学んでいた「ルカの福音書」を読み始めたとき、突然、みことばが私の心をとらえ、涙が止まらなくなりました。そのときから、もっと聖書を学びたいと思い、日曜日朝の英語バイブルスタディにも参加するようになりました。
この英語バイブルスタディでは、その時々の講師によって、難しい英語を使ったり、やさしい英語を使ったりするため、レベルが高いときはある程度英語ができる人が参加し、やさしいときは初心者が参加したりしました。
これまで聖書を集中的に学んできましたが、今は『ウエストミンスター小教理問答』を英語と日本語で読んだうえで、その元となった聖書箇所を英語と日本語で丁寧に学んでいます。
英語で学ぶことにより、英語のもつ響きの美しさを知ると同時に、時制や冠詞、単数形・複数形などの文法を通して、より深く立体的に聖書を学ぶことができます。
また日本語訳を対比することで、日本語特有の美しさ、柔らかさを知り、尊敬語・謙譲語などの表現から主を敬う気持ち、自分を低くすることの大切さをあらためて学ぶことがあります。
二つの言語で学ぶことで、ますます聖書を読むことが楽しくなり、主イエスを豊かに知ることができます。そして、学ぶたびに新たな発見や感動があります。こうした機会を与えてくださった主に深く感謝します。