リレー連載 牧師の趣味 サーフィン
ニューホープ横浜教会
山口武春
東京オリンピックで初めて正式種目に採用された競技の一つが「サーフィン」。日本人選手の五十嵐カノア選手が銀メダル、都筑有夢路選手が銅メダルを獲得したことは記憶に新しい。オリンピック効果で競技として一躍脚光を浴びることになったサーフィンですが、競技というより、ライフスタイルという感覚でサーフィンと向き合う人も多い。かく言う私もその一人です。住まいの目の前が湘南の海という環境も相まって、サーフィンはライフスタイル、生活の一部となっています。
二十年前、東京で牧会をしていたとき、本を買いに出かけたはずが本屋の隣のサーフショップにふらっと立ち寄ったことがきっかけでした。気がつけば、本ではなく中古ボードを買っていました。「せっかく買ったのだから、やらなきゃもったいない」ということで、月に一~二回と海に通うようになり、今では年間百五十日は海に入っています。
サーフィンの魅力はいくつもありますが、その中で二つ紹介します。
まず第一は心身の健康増進。海の中でパドリング(ボードに乗ってクロールのように水をかいて進むこと)するだけで、体幹や上半身のトレーニングになります。波をつかまえ、不安定なボードの上に立つことは足腰の良い運動になります。また、ハッピーホルモンと言われるセロトニンは、日光を浴びたり、マイナスイオンを浴びたりすると分泌されます。サーフィンはまさにセロトニン爆発、幸せホルモンが分泌されるスポーツです。しかも、セロトニンは夜になるとメラトニンに変化して、質の良い睡眠が取れるようになります。
第二は、創造主の体感。サーフィンのフィールドは当然、海。私のホームポイント湘南の場合ならば、目の前に江ノ島が迫り、富士山も見渡せます。海と空を造られた主を体で感じることができます。日の出と共にオーシャンチャペルで祈りつつ、神様が造られた波に乗る。最高のデボーショナルスポーツです。
ニューホープ横浜
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