Amazing Grace 第5回 朝霧の中~今月の山~群馬県赤城山
写真
ベアンテ・ボーマン
プロフィール
スウェーデン出身。宣教師。チェロ奏者。1980~2011年まで東京交響楽団の首席チェロ奏者を務める。現在は、ソロや室内楽、客演首席チェロ奏者としての演奏活動を行う一方で、チャペルコンサートをはじめとする宣教の働きにも携わる。
2003年9月に公募部門で全日本山岳写真協会賞を受賞。全日本山岳写真協会会員。
朝霧の中、群馬県の赤城山の裏側の手つかずの自然が残っているルートを数時間登ると、美しいピンク色のアカヤシオという品種のつつじに出会いました。その他の植物は芽生えていなかったので、霧の中に輝いている美しいつつじの花々は、周囲の自然と強いコントラストをもたらしていました。
イエス様は「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。それでも、あなたがたの天の父は養っていてくださいます。あなたがたはその鳥よりも、ずっと価値があるではありませんか。あなたがたのうちだれが、心配したからといって、少しでも自分のいのちを延ばすことができるでしょうか。……野の花がどうして育つのか、よく考えなさい。働きもせず、紡ぎもしません」と、心配するよりも神の国とその義をまず第一に求めるように話されました(マタイの福音書6章26~33節)。
自然災害、戦争が終結していないことによる経済的な困難さなど、思い煩ったり心配したりしやすい状況が多々あります。しかし、神は私たちに何が必要なのかをよくご存じであり、必要を満たしてくださる方であることを思い起こし、人のすべての考えにまさるキリスト・イエスにある神の平安をいただこうではありませんか。