写真
ベアンテ・ボーマン

プロフィール
スウェーデン出身。宣教師。チェロ奏者。1980～2011年まで東京交響楽団の首席チェロ奏者を務める。現在は、ソロや室内楽、客演首席チェロ奏者としての演奏活動を行う一方で、チャペルコンサートをはじめとする宣教の働きにも携わる。
2003年9月に公募部門で全日本山岳写真協会賞を受賞。全日本山岳写真協会会員。

７月のこの写真は、剱岳の北方稜線で撮影したものです。背後に見えるのは鹿島槍で、その下方には小窓の雪渓が見られます。そこに見られる雪は普通の雪渓のように思われてきましたが、調べた結果、日本では稀に見る氷河であることが判明しました。北方稜線に登るためには、この氷河を登る必要があります。
私は山にいる時には毎朝、大いなる期待を込めてテントを開けます。日によって異なりますが、この日は特に、山の上に昇る朝日の壮大な景色と谷にかかる霧の素晴らしい景色に恵まれました。哀歌3章22～24節は「実に、私たちは滅び失せなかった。主のあわれみが尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。『あなたの真実は偉大です。主こそ、私への割り当てです』と私のたましいは言う。それゆえ、私は主を待ち望む」と語っています。
私たちの人生には、雨の日や憂鬱な日があるかもしれませんが、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことができるものは何もないほど、神の愛は偉大であり（ローマ人への手紙8章38～39節）、主は私たちの弱さに同情できないような方ではないこと（ヘブル人への手紙4章15節）、つねに真実な方であることを忘れないで、日々、私たちの望みである主に期待し、主を待ち望んで前進しようではありませんか。