連載 Amazing Grace 第10回 神の性質 #6

~今月の山~
富山県剣岳

写真
ベアンテ・ボーマン

プロフィール
スウェーデン出身。宣教師。チェロ奏者。1980~2011年まで東京交響楽団の首席チェロ奏者を務める。現在は、ソロや室内楽、客演首席チェロ奏者としての演奏活動を行う一方で、チャペルコンサートをはじめとする宣教の働きにも携わる。
2003年9月に公募部門で全日本山岳写真協会賞を受賞。全日本山岳写真協会会員。

今月のこの写真は剣岳を背景に新一郎池から撮影したものです。
ここは北アルプスの奥地です。仙人池ヒュッテ(仙人池山小屋)に行くには、室堂から登山道を2日かけて歩きますが、その先の南仙人山方面には道がないので、藪や木々の間を数百メートル登って、ようやくこの美しい新一郎池に着きました。

この池、秋の紅葉の色、パノラマの美しさは息をのむほどです。地球以外は不毛な宇宙の中に、このような美しい自然が偶然進化してできたのでしょうか?
この宇宙は神の被造物であり、その力あるみことばによって支えられているのです(ヘブル人への手紙1章1~3節)。人のいのちが保たれるために、さまざまな季節をもって完璧に調整されています。
この世界が創造されて以来、神の見えない特質―彼の永遠の力や神性―は被造物においてはっきり知られるものであるがゆえに、誰にも弁解の余地はないのです。
「神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められるので、彼らに弁解の余地はありません。」(ローマ人への手紙1章20節)