連載 New Life, New Light 第4回 ニューボーンフォト撮影の裏側

フォトグラファー
辻まき子

三重県在住。東京基督教大学卒業。photo studioハナレ所属。2016年からニューボーンフォトや家族やプロフィール撮影を中心に、その人らしい自然な姿を残せるよう心掛けて撮影しています。
Instagram@maccopiでは日常の写真をご覧いただけます

 

撮影中はずっとカメラを使用していると思われがちですが、実は赤ちゃんが快適に過ごせるように環境を整えたり、ご家族とお話ししたりする時間がほとんど。
今回は、撮影の裏側を紹介してみようと思います

 

まずは「おめでとうございます!」
「ママの体調、大丈夫かな?」「赤ちゃんはどうかな?」そんな話をしながらリラックスしていただきます。

 

環境のチェック 
ご自宅のお部屋の中でベストポジションを探します。時には家具を移動したり、ラグを外したりすることも!

 

やさしい光をつくる 
部屋の電気はオフにして、赤ちゃんがふんわり包まれるように自然の光を活かします。

 

お部屋をあたためる
赤ちゃんが心地よく過ごせる室温は、「ちょっと暑いかな?」くらいがベスト。風が直接当たらないよう調整します。

 

いよいよ撮影! 
……といっても実際にシャッターを切る時間はほんのわずか。赤ちゃんがぐっすり眠れるように寝かしつけたり、ミルクタイムを挟んだり、おむつを替えたりしながら、無理のないペースで自然な姿を撮影していきます。

 

いちばん大切にしていること
それは「赤ちゃんもひとりの人格を持った存在」 として向き合うこと。生まれて数日の赤ちゃんにも「心地いい」「ちょっとイヤかも」があります。呼吸や表情を見ながら、一番
美しく映る瞬間を見つけていきます