天使のパレット ぬくもりを添えて
相馬幸恵
片柳福音自由教会会員
だれかにあげるプレゼントも、だれかからもらうプレゼントもどこかにその贈り手のぬくもりが感じられるような手作りだったりすると、とてもいいなと思います。
ある有名な編み物作家のH氏は、結婚を控えた妹さんのために3年かけて毎日少しずつニットのドレスを編んだそうです。私には、そんなにすごい根気はありませんけれど、彼が妹さんの結婚を祝福したいという思いは、とてもステキだなと思いました。
手作りとはいっても意味は広くて、ほんの5分でできるものもありそうです。たとえばお店でじっくり選んで買ってきたものでも、それに庭のハーブの小枝を添えてプレゼントするとか。もう少しゆとりのある人だったら手作りのカードに挑戦してみるなど。何も大げさに考えなくてもいいと思います。そしてそういうぬくもりのあるものは、もらった人の心をポッとあたためてくれるものではないでしょうか。
私の仕事机兼食卓のそばには、今は小学5年生の娘が幼稚園のときに作ってくれたどんぐりのネズミが飾ってあります。拾った木の実、きれいな落ち葉、種から育てて咲かせた草花。アイディアしだいでステキなものに変わっていきます。
小さな小さなプレゼントを季節の移り変わりとともに、提案していけたらいいなあと思っています。今年一年どうぞよろしくお願いします。
リースについている小さな金平糖のような実は、スターダストコーン。
形もさることながら名前もステキ。今一番のお気に入りです。