NEWS VIEWS FACES ルーベン・モーガン アジアツアー2005レポート 6・23

礒川道夫
ライフ・エンターテイメント チーフ・プロデューサー

心からの賛美で神への礼拝を

 「神様が、今ここにおられるということを強く感じました。(A .Hさん)」「こんなに心から賛美することができたの初めてです。(S. Fさん)」

 ルーベン・モーガンのクールでしかもアーティストとしても一流の技術、そして彼らが導いてくれたスピリチュアルな世界には、会衆の皆が圧倒された。

 コンサートの話は4月の初めに韓国に行った時に、取引している音楽会社から、「ルーベン・モーガン」がアジアツアーを考えているが、日本も参加しないかと誘いを受けた。準備期間が2ヶ月もないので、確信が持てず帰国した。その後ナッシュビルで持たれたGMAの祭典で、ルーベン・モーガンのマネージャーに会って、具体的な日程を提案された。引き受けるべきか迷ったが、「謝礼は良いから、飛行機代等の実費だけで」と言ってくれた。神の導きと信じ、お受けした。いつもコンサートをするには、大きな決断がいる。

 ヒルソングといえばワーシップリーダー「ダーリン・チェック」が有名だが、ヒルソングのCDの歌詞カードを見ていただければ「ルーベン・モーガン」が作った曲がたくさんあるのに気付かれるだろう。「My Redeemer Lives」「Hear Our Praises」「Still」など日本人にもなじみの深いワーシップソングばかりである。

 さて今回のアジアツアーは、シンガポール、インドネシア、台湾、マレーシア、フィリピン、日本のあとが韓国、どの国も3000人から1万人規模のコンサートで、日本は、のべ700人。人数では負けるが、集会の内容は、本当に素晴らしかった。前日は、横須賀の基地でのワーシップコンサートが急きょ決まったので、相当なハードスケジュールになったが、メンバーは何一つ不満を言っていなかった。

 大きな拍手とともに、モーガンとメンバーが登場。曲は「All the heavens」自然に会衆が引き込まれていく。会衆を力で扇ぐわけではない。スピリチュアルな雰囲気が、徐々に会場を包み込む。「Jesus died and rose again」を賛美すると、拍手が鳴り止まなかった。

 「日本の教会の徳を高めたい」。彼が話し始める。主と教会に仕える彼の姿勢が出ている。

 予定された曲が続々歌われていくので、実は主催者としては早く終わってしまうのではないかと心配した。予定になかったヒルソングの名曲「Shout to the Lord」を賛美する。英語で賛美しているが、会衆も一緒に歌う。突然、メンバーがモーガンの合図で一人、一人と舞台からいなくなっていく。そしてモーガンも。そう彼のコンサートではなく、主への礼拝なのだ。

 「Shout to the Lord」の賛美が終わると、会衆は、アンコールの大拍手。もっとこの神の臨在を体験していたいという拍手だった。

 コンサート後も彼らは、希望者全員に最後までサイン会をしてくれた。コンサートの企画から当日まで、主が導いて下さったとしか思えない。主に栄光を帰するのみである。

 なお当日の献金7万円は、ルーベン・モーガンのミニストリーのために捧げられた。