CD Review ◆ CD評 『たいせつな人』
ラッカー陽子
ラッカー・ゴスペル・ミニストリー
調布南キリスト教会員
神様に大切だと思われていることの喜び
Meg&PianoKOJI夫妻による三作目にあたる「たいせつな人」。特に今回のタイトルである「たいせつな人」は、何度も聴きたくなり聴くごとに、幼子のように神様のみ手の中につつまれ「おまえがたいせつなんだよ」と語ってくださっている神さまの声が優しく心に響き平安と喜びが満ちてくる。私の最もお気に入りは父親のPiano KOJIさんがバックで演奏し、Meg&耀太親子によって歌われている「たいせつな人」のデュエットに神の愛を感じる。耀太君の「あなたは愛されている。主の恵みで満ちています。あなたは主イエスのたいせつな人」と母親に向かって歌っているように純粋に伝わってくる。そして母親のMegさんが「あなたを愛しています。 主が愛してくれたように。あなたはわたしのたいせつな人」と、とても優しい声で歌っています。
あなたは「たいせつな人」であることを「伝えたい」という思いがこの曲の中心になっています。クリスチャンはもちろん、まだイエスさまを知らない人々にどんどん浸透していってほしい。だれもが偶然に生まれてきたのではなく、神によって、造られ、愛され、たいせつに思われ、生かされていることをこの歌から確認し喜びをもって生きていってほしい。
ひとりだと思っている人、生きている意味をなくしている人、存在価値がないと自らいのちを絶とうとする人、病の中にある人、居場所がないと思っている人たちに、ぜひこの歌を知ってほしい!
神さまは、私たちを大切に思ってくださっています。そして、私たちも同じように周りにいる人たちに、大切に思っているということを口に出して伝えていきたいと思います。「たいせつな人」はそのためのよい機会を与えてくれます。私たちも「神さまがあなたを大切に思っているように、私もあなたを大切に思っています」と伝えていきたい。言葉で伝えるのが苦手という人はぜひこのCDをプレゼントとして、あなたの「たいせつな人」に贈っていただきたいです。