がじゅマル読み！ no.7 今月の1冊＞『ピース・チャイルド』

がじゅマル読み！

『ピース・チャイルド』
ドン・リチャードソン
訳：須賀真理子
四六判 / 336頁 2,100円(税込)

ニューギニアのサウィ族に、生命を賭して福音を伝えた宣教師の記録。裏切りを美徳と考え、殺害した者の頭蓋骨を枕に眠る彼らが、伝承されてきた「平和の子」の神話から、真の「平和の子」であるイエスを理解しはじめた。宣教学の資料としても貴重。

がじゅ
ものおじしない
爆弾娘。

マル
ネクラなりに
明るく生きる
がじゅの妹分。

	がじゅ：この本に出てくるサウィ族って、人間を食べてたんだってさ！
	マル：うげぇぇっ！　いったいどんな味なのか…。がじゅは食べがいのある肉付きだけど、まずそうだなぁ。
	がじゅ：なにをっ！？　あんたなんかスープのダシにしかならんわ！
	マル：ダシって…（泣）。
	がじゅ：そんなことよりも、この本は宣教師の話だけど、報告っていうよりも冒険物語みたいだったー。
	マル：小説みたいだったからハラハラドキドキして一気に読めたねぇ。
	がじゅ：しかしさー、裏切りを美徳とする残酷な習慣のある民族に、福音なんか伝わるの？　な～んて思ったけど、劇的な回心をしたよねー。
	マル：まぁ、がじゅでも神さまを信じたくらいだからね。宣教にも希望があるってことだよ。
	がじゅ：うきぃ～！　ムカツク～！　食ってやる～！
	マル：サ、サウィ族がこんなとこにぃ～！

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