NEWS VIEWS FACES CD「Instrumental LYRE ―空―」を発売した理由
礒川道夫
ライフ・ミュージック チーフプロデューサー
2008年9月20日、LYREのメンバーの具志堅千登勢宣教師がカンボジアに出発、そして11月18日、塚田献宣教師がブラジルに再び出発した。メンバー皆がそろってのコンサートは3年間はないだろう。さてその置き土産のようにできたのが「Instrumental LYRE ―空―」のCDである。
CD「LYRE2008 かけがえのないもの」のマスタリングをスタジオで行った帰りの車中で、塚田献宣教師と音楽ディレクターの土井康司氏と私の3人で「LYREの曲は癒し系なので、絶対にインストゥルメンタルのCDなら多くの人の励ましになるだろう。これは作るべきだ」と語り合って別れた。
とはいっても誰にどのように作ってもらおうか? そう祈っていると、6月にニューヨークから帰国した大倉めぐみさんのコンサートがあった。朝日新聞にも取り上げられたので青梅市民会館は満席。その際、牧師をされている彼女の兄である大倉寧師から、めぐみさんの妹である大倉サラさんたちのグループ「ザレファス・トリオ」がCDを作る計画があるので、相談に乗ってほしいとのことだった。
「LYRE」のインストゥルメンタルの計画を話そうかどうか迷ったが―なぜなら「LYRE」の作品を知らない方に作ってもらうのは何となく気が引けたからである―ところが、大倉寧師と塚田献宣教師は、なんと東京基督教大学で同室だったことがわかった。いつもCDを作る時のポイントは、主の導きと確信できるかどうかである。もちろん今回はそう確信した。早速いつも「LYRE」のアルバムを制作してくださっている土井康司氏にアレンジとディレクターを依頼し、レコーディングがすぐに始まることとなった。塚田献宣教師にもお忙しい中、レコーディングに立ち会っていただき、「LYRE」ファンの皆さんの期待に添える作品かどうか聴いていただいた。合格。とにかく聴いていただければお分かりだと思うが、何とキリストの平安に満ちたアルバムなのだろう。「LYRE」ファンの期待を決して裏切らない。しかも曲に合わせて歌ってしまうのは、私だけだろうか。
ぜひザレファス・トリオの演奏を生でも聴いていただきたい。2009年2月5日(木)19:00から、代々木上原から徒歩2分の音楽専門ホール[MUSICASA]でコンサートを行うことが決まった。「LYRE」のピックアップメンバーも駆けつけてくれる予定である。乞うご期待。
コンサート情報
2009年2月5日(木)
18:30 Open 19:00 Start
前売 2,000円 当日2,500円(各税込)
120名様限定
お問合せ先:オアシスブックセンター
03-3370-9231