相馬 幸恵
片柳福音自由教会会員

「ただいま。晩飯なに？」
と部活から帰るなり長男。育ち盛りの子に限らずとも、あたたかく、おいしい食事は、疲れをいやしてくれます。

　けれど、それが主婦にとってはときに苦痛のタネともなります（私だけかもしれませんが……）。１日に２度、３度の食事の支度と後かたづけは、毎日毎日のことで、けっこう大変な仕事だと思います。

　子どもが生まれた後、体調を崩し、家事が思うようにできなかったときがありました。また家族の入院で、コンビニのおにぎりを食べてすませた日がありました。

　そんなとき、何度となく心配して教会の姉妹が、お夕飯にとあたたかい食事をつくってきてくださったのを思い出します。主婦の私にとっては、何ともありがたく、食事のおいしさ以上に、その姉妹の心づかいが励ましとなりました。

　今の時代は、忙しすぎる人が多くて、自分のスケジュールをこなすのが精一杯、自分のために祈るのがやっとという人も少なくないのではないでしょうか？

　けれどあの失意の中にあったペテロをやさしく迎え、あたたかい食事をさせてくださったイエスさまを思うとき、ほんのちいさなことでもいいから、助けを必要としている人のために何かできたら、と思う今日この頃です。