What’s New 「フラ・グレイスフェスタ in 関西」
レポート賛美フラに笑顔、笑顔 !!!

礒川道夫
ライフ・クリエイション ディレクター

2月4日、大阪のエル・おおさか大ホールは、「フラ・グレイスフェスタ in 関西」のフィナーレを迎えていた。舞台上や客席の通路では、参加した10グループのフラのメンバーが「God Bless You」の曲に合わせて美しいフラを踊り、参加者も客席も笑顔で満たされていた。
フラは、本当に人々の心を癒し、慰める。一般のフラはタヒチの踊りの要素が強いため、腰をふる踊りというイメージがあるが、「賛美フラ」は、神さまを賛美するために、祈りと信仰から始まっているからなお一層心に残るのだろう。

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昨年、東京・中野で行なわれた「フラ・フェスタ2011 in Tokyo」は東日本大震災の直後だったので、不安な暗い世の中にあって、キリストにある喜び、明るい希望を現わし、大変感動的だった。そこに参加された関西在住の方々からの要望があり、今回の関西でのフェスタが実現した。
賛美フラミニストリー(中野めいこ代表)の呼びかけに、大阪ばかりではなく、神戸、岡山、広島、鳥取から賛美フラの教室(ハラウ)が参加してくれたのは驚きだった。賛美フラが全国のキリスト教会に受け入れられてきている証拠だろうか。
一般のフェスティバルは、コンテストの要素が強く、どのチームが優勝したとか、だれの踊りがきれいだったかなどが評価される。しかし「賛美フラのフェスタ」では、そういった要素はまったく見られない。子どもから年配の方々まで、日ごろの練習の成果を見せてくれ、一生懸命に主をほめたたえている姿のみがそこにある。長年、一般のフラ教室に通われた方がこのフェスタに参加して、「今まで自分が参加していたフラとまったく違う」と涙を流していたそうである。
このフェスタの素晴らしさは、賛美フラの歴史ともいえるデビ・ルツコウスキーさんの証しが演出されているところだ。デビさんは、フィリピン系アメリカ人の大家族で育ち、同居していた叔父さんから虐待を受けた。フラのダンサーになった彼女は、ステージで踊った後、麻薬とお酒におぼれるような日々を過ごしていた。だが、そんな彼女を神は救い、そして賛美歌でフラを踊るように彼女を導き、ゴスペルフラが誕生した。そんなデビさんの証しが、フラの踊りとともに自然に紹介されていく。
そして、中野雄一郎牧師のショートメッセージが人々の心を天に向けさせていく。「まるで礼拝みたいだった」という声もあった。暖かいやさしい聖霊の風は、今度はどこで吹いてくれるだろうか。
なお、被災地支援のための献金が47万円ほど寄せられた。

*CD「フラ・グレイス」(歌詞・対訳付き/48610)…2,310円
*コンパクトミラーハワイ (54655) ……787円

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