What’s New 6月公開されるキリスト教的映画のご紹介
「ソウル・サーファー」 「君への誓い」 「星の旅人たち」
礒川道夫
ライフ・クリエイション ディレクター
この6月はキリスト教関係の映画がいくつか公開されるので紹介したい。
まず一押しなのが「ソウル・サーファー」だ。数年前に原作本が発売されて話題になった実話である。ハワイ在住のプロサーファー、ベサニー・ハミルトンは、天才サーファーと呼ばれながらも、13歳の時にサメに襲われ片腕を失い、一度はサーフィンと決別してしまう。しかしベサニーは、神への信仰と友人たちの祈りを通して立ち上がり、もう一度サーファーとしての栄光を勝ち取り、現在も活躍している。
映画は原作に忠実で、イエス・キリストへの信頼、祈りが描かれており、クリスチャンには大きな励ましとなり、またクリスチャンではない人にもよき証しとなるはずだ。映画としても良くできており、ベサニー役には「チャリーとチョコレート工場」でヴァイオレット役を演じたアナソフィア・ロブが抜擢され、数か月の特訓でサーフィンをマスターしたそうである。片腕がないシーンもまったく違和感なくコンピュター処理されているから驚く。さらに、サーフィンシーンも迫力ある映像で観ている人を画面に引き込んでいく。
「国際NGОワールドビジョン」とともに、スマトラ島沖地震で津波被害に遭ったタイでボランティア活動をするシーンがあり、その中で本当に大切なことを見出していく姿は、東日本大震災が起きた日本の私たちにもヒントを与えてくれるかもしれない。
あきらめないことの大切さと、失ってはいけないイエスへの信頼、この二つを伝えてくれるこの作品を、ご家族、教会学校の子どもたち、教会の皆様でぜひ観に行っていただきたい。
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「君への誓い」は、同じタイトルの原書を6月に発売する予定だ。19年前、幸せの絶頂にいたカーペンター夫妻は、実家へ帰る途中で交通事故に遭ってしまう。しかも、妻のクリキットはご主人キムと出会った頃からの記憶を失ってしまう。それでもキムは彼女を愛し、不可能と思われる壁を信仰によって乗り超えていく実話である。
映画は残念ながら、実話とは違ったオリジナルストーリーになっているので、背景は違い、キリスト教のことはまったく出てこない。だから、この映画を観たら必ず原書を読むように勧めていただきたい。そこには映画を超えたストーリーがあることを知っていただきたい。
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「星の旅人たち」は、名優マーティン・シーンが素晴らしい演技をしている。
巡礼半ばでいのちを失った息子の代わりに巡礼する父親の話で、静かに瞑想するような作品である。
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ライフ ・ クリエイション ディレクター 礒川道夫