八ヶ岳のふもとから 第11回 栗ごはんと根菜の吹き寄せ煮

松村登世

紅葉を楽しみながら森の中を散歩していると、いろいろな拾いものをする。松ぼっくり、ドングリ、真っ赤なもみじ、山桜の葉、大きなホウの葉、紫色の美しい実を付けた谷ふさぎを一枝、山いもの枯れたつるなどなど……。私はそれらを食卓に広げたり、リースにしたりして楽しんでいるが、そんなとき、幼い日落ち葉をかけ合って遊んだ男の子を思い出したりもする。
秋の日の食卓はやはりカラフルに楽しみたいもの。山栗をたっぷり入れたご飯は夫の大好物だ。酢の物や煮物も畑のもので、買ったものはエビとレンコンくらいだ。
畑には今、みごとな大根や白菜が育っている。霜が2、3回降りると食べ頃である。寒くなると毎日のように鍋物をする(白菜鍋、大根鍋、おでん鍋……味付けも色々かえてみる)。
私たちの食卓には、時々友人たちや、親戚の家族、子どもたちが加わってくれるがそんなときは本当に楽しい。夫は、自分の作った野菜がほめられることを期待している様子で、「おいしい!」の一言で、野菜作りの苦労が報われると私に告げる。
食前の祈りのあいだに、誰かさんのお腹が鳴るのが聞こえたりして……笑顔の食卓が盛り上がる。

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【栗ご飯】……うるち米に、2割ほどもち米を入れ、だし昆布を入れて炊きます。
【吹き寄せ煮】……レンコン、ゆり根、ゴボウ、里芋、さやえんどう、しめじ、エビをそれぞれ色よく炊き、盛り合わせる。お吸い物と酢の物を添えれば、おもてなし料理にもなりますね。(少し多めに作っておくと便利です。次の日お寿司の具材にしたり、卵とじにしてもおいしいですよ)

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編集者より

9月に行われた「日本青年伝道会」に出席してきました。1日だけの参加でしたが、うれしい再会やいい出会いがありました! 名刺交換させていただいた方はもちろん、これから連絡しようと思っている教会も……。今日はこれから企画会議です。よい本を作りますから、読者の皆さん、待っててくださいね。(永倉)

健診の結果、ある項目で見たこともない数値が出て衝撃を受けました。以来、毎日とにかく歩いたところ、数値が下がって薬物治療を回避。よく歩くと夜すぐ眠くなるので、夜型人間の私にも早寝の習慣がつき、深夜の間食もなくなり、意外なきっかけから健康的な生活になってきました。(加藤)